前回5月末の増穂以来、1ヶ月振りの自転車が炎天下のヒルクライム。6月に入ってからというもの、毎週のように我々の定休日である火・水曜日は雨。本来もう少し早く、ここまで暑くないタイミングで来たかったのですが、まさかの梅雨明け直後の猛暑日と重なってしまいました。今回のサイクリングトリップは、いつもゴンドラで上がってMTBダウンヒルを楽しませてもらっている富士見パノラマスキー場(入笠山 標高1955m)を、今回は逆に自転車を漕いで上がり、標高1700m付近の涼しい山の上で泊まって、のんびりしようという魂胆です。
「1本上るだけ」とたかを括っていたので、いつもよりゆっくり目に横浜の自宅を出発。しかしライド前のパッキングに思いの外時間がかかり、富士見パノラマスキー場の出発は既に11時近く。入笠山の南東斜面は、ガンガン強烈な陽射しが照りつけています。今回は、下に停めたクルマを離れ、山の上の小屋で泊まるということもあり、着替えだけでなく、散策の為のシューズや、食料・調理道具なども持たねばなりません。バイクに括り付ける荷物だけでは足りず、カミさん共々リュックを背負っての登坂となりました。これが暑さに拍車をかけます。
標高1000m付近のスキー場駐車場から、入笠山山頂の下に広がる標高1800m付近の入笠湿原まではおおよそ12kmの上り。ほぼ中間地点に当たる「沢入駐車場」からは一般車侵入禁止の道路となり、クルマのほとんど通らない理想的なヒルクライムコース。しかし、暑さと荷物の重さ、そして何より乗り込み不足が重なって、ノロノロとしか前に進みません。標高200m稼ぐごとに休憩を取りながら、13時過ぎにようやく標高1800m付近の入笠湿原へ到着。
今年2月にスキー場のゴンドラ+スノーシューを履いて、大雪の中で見た風景とは全く異なる世界がそこには広がっていました。今回の宿泊は、入笠山の西側斜面、伊那側に広がる入笠牧場内の「農協ハウス」を利用。平日ということもあって、宿泊者は我々2名のみ。雄大な自然の中に広がる牧場を独り占め。スキー場やハイキングコースが広がる、賑やかな富士見側とは対照的な、入笠山の反対、伊那側の斜面。今回だけではまだまだ全然見足りず、また近く足を運ぶこととなりそうです。
SUMMARY
- Rider:
- AIHARA RYOSUKE
- Date:
- 2022.06.28〜29
- Distance:
- 38km
- Elevation:
- 1186m
- Road Surface:
- TARMAC + GRAVEL 3km