未知のダートを走るという行為は、それなりの緊張感を伴うもので、しかもそれが、そこそこの規模の山を越えるルートとなれば尚更です。私自身、ロードとグラベルの違いを考えた時に、その要素が結構大きいかと感じます。自ら好んで未舗装路に入っていくのに、舗装路に出た途端大きな安堵に包まれる。でもその感じがまた、グラベルを走ることの魅力なのかと。
前日、長いダート区間を経て妙高側に抜けた際の安堵感と喜びは格別で、一方、今日の二日目のライドは舗装路で白馬までなんとかたどり着けばいい。そんなラフでリラックスした気分であります。滅多に二日続けて走ることをしない軟弱な我々夫婦。果たして二日目の脚がどんな感じなのか、いささか不安もありますが、なんとかなるでしょ。そんな感じでスタートしました。
朝靄に包まれた黒姫高原を抜け、戸隠の山並みに近づくにつれ太陽が顔を出します。最高のロケーションにある戸隠牧場でティーブレイク。その後、戸隠の中心地区である中社付近を散策した後、「伝説の谷」鬼無里へ。言い伝えが数多く残る十二神社に立ち寄った後は、東西に長い鬼無里盆地を裾花川に沿って横断し、嶺方峠へ。その後白馬の町へ下り、我々の二日間の自転車旅が終わりました。
SUMMARY
- Rider:
- AIHARA RYOSUKE
- Date:
- 2021.10.27
- Distance:
- 67km
- Elevation:
- 1394m
- Road Surface:
- TARMAC