初めて訪れた中山道の宿場町、和田宿。中山道随一の難所である和田峠を控えた重要な宿場は今、美ヶ原の台地から流れ出る、湧き水に溢れた美しい里でした。5月の新緑と青空の下、古い街並みの中であちらこちらから勢いよく溢れ出る水。自然の力強い息吹と清々しさを感じます。
かつての宿場町の風情を充分に堪能した後は、町を流れる川を遡り、その源である標高2000m付近にある美ヶ原台地の上を目指します。和田宿から美ヶ原へまっ直ぐ伸びる県道美ヶ原和田線は、予想通りの結構な斜度。距離こそ10km程度ですが、平均の斜度は8%強。この数値からイメージ出来る人は出来ると思いますが、手元のサイコンの表示は常に13%と、ここのところ走り込み不足の我々夫婦には、なかなかタフな上りでした。
90分程の格闘の後、落合でビーナスラインへ合流。おおよそ5年振りに訪れたビーナスライン、霧ヶ峰付近の景色はやはり素晴らしいものでした。予定していた車山肩にある「ころぼっくるひゅって」でのコーヒーブレイクは完全にタイムアウト。また次回に持ち越しとなりました。スタート・ゴール地点である白樺湖に戻ったのは17時半。クルマでの帰路に立ち寄った温泉、蓼科共同浴場の熱い湯がとても気持ち良く、質素な温泉好きの方にはオススメです。
SUMMARY
- Rider:
- AIHARA RYOSUKE
- Date:
- 2022.05.18
- Distance:
- 73km
- Elevation:
- 1786m
- Road Surface:
- TARMAC