何を今さら?と思われるかもしれませんが、敢えて言わせていただきます。
「秋から冬、また、冬の終わりから春先にかけては、ウェアの選択が難しい。」
ご存知の通り、アソスは年間を4区分した『クライマレンジ=温度帯』を設定して
製品開発を行い、それに合わせたアイテムを展開しております。
1.SUMMER:20℃以上
2.SPRING/FALL:12℃~22℃
3.EARLY WINTER:6℃~14℃
4.WINTER:-4℃~8℃
これを年間のシーンに置き換えてみると、1.SUMMERのアイテムが4月~9月の
約半年を占めて、半袖ジャージ+ショーツという装いが中心となります。
一方、残りの半年10月~3月は細かく3つに分類される上に、アイテムの種類も急に増えて、
「そんなに、買い揃えなきゃいけないのか?」
「ロードバイクは着る物にお金が掛かる…。」
ワタクシもロードバイク1年生のころは相当に悩んだもんです。
そんな経験から、皆様がお買い物で失敗しないように、必要なウェアを直ぐに見つけて
いただけるようにと、クライマレンジをもっと掘り下げて、各アイテムの対応温度表を
作成いたしました。
暑さ、寒さの感じ方は個人差がある中で、一体何を基準に決めたのか?
基準となるのは、我々APSTの相原&常陸の主観。
年間を通じてロードバイクに跨り、いくつも峠を越えるようなロングライドもあれば、
近所をトロトロ走るポタリングもあり、日本人の標準的な肌感覚を持ち合わせている
者として、平均的なサイクリストの代表として、そして何よりも、過去の製品も含め、
全てのアソス製品を使って検証してきた人柱の意見として、参考にしていただける筈。
それでは、先ずはジャケット類から、次にボトムス類と順にご覧ください。
どのアイテムも中心となる外気温から、プラスマイナス5℃までが快適さを維持出来る
範囲としております。 また、ジャケット類はその時期のインナー スキンフォイルを
合わせた状態の対応温度となっております。
《ジャケット 対応温度表》
《ボトムス 対応温度表》
自分で言うのもなんですが、微妙な違いが非常に分かりやすくなりました。
それから、アソスは『高価 = 暖かい』ということではないこともよく判ります。
『ミレ』と名のついた普及グレードの方が、上位グレードよりも暖かさは勝っている
ことがありますので、これから冬支度をされる方は『ミレ』に注目ですよ。
今回、このようなカッチリとした表を掲載するにあたって、正直、迷いはありました。
メーカーの指標とはやや異なる部分がありますし、もっと対応温度に幅を持たせて、
曖昧にしといた方が、お店としては売りやすい場合もあるから…。
一つの目安ではございますが、無駄なお買い物を減らし、本当に必要なアイテムを