夏が終わり、秋の始まり。
サドルの上で感じる風が気持ち良い季節がやってまいりました。
旅愁に誘われて、週末はロングライドにお出掛けの方も多いでしょう。
快適なライドの為に、ウェア選びには十分に気を配りたいところです。
今ですとまだ、半袖ジャージ & アームウォーマーの軽装でギリギリ大丈夫
という日もありますが、ここから先の1~2ヶ月、一日を通して長く乗ろう
とした場合には、寒暖差に対応出来る装備が必要となってきます。
山沿いの地域なら尚更。
朝は気温が低いけど、日中は暑くなったらどうしよう。
登りでは身体が温まるけど、下りでは冷えてしまう。
夏にロードバイクを乗り始めて、最初の秋を迎える方は不安を感じるかも
しれませんが、半袖ジャージの次に出番を迎えるトップスとして、先ずは
“インターミディエイト”と名付けられたウェアをお勧めいたします。
その筆頭が【ミレ インターミディエイト ジャケット EVO7】 \24,840(税込)
インターミディエイト = 中間の季節 という意味合いで、春と秋の寒暖の差が
激しい気候に適したウェア、長袖ジャケットの中では最も薄手のタイプになります。
求められる機能が難しいだけに、全体の作り、素材構成は実に凝っております。
①前身頃はウィンドブレーク素材。
高速巡航、下りのシーンでも正面から受ける風を遮ります。
撥水効果もあり、雨に打たれても体幹を冷やさないようしっかりガード。
過剰に暖か過ぎることがなく、基本となる保温性はインナーで調節可能。
②背中、脇腹、腕の内側は通気性に優れた夏用ジャージ素材。
気温が20℃を超えたり、長い登りのシーンでも、素早く熱を逃がす役割。
また、汗でべたつくことがなく快適性をキープ。
③腕の外側は薄地のストレッチ素材。
風が当たる腕の外側は、夏のジャージに近い薄地ながら軽い防風の役割。
乗車姿勢の腕を曲げた姿勢にピッタリとフィットし、バタつきを抑えます。
アソスの“こだわり”が凝縮された1枚、着た瞬間から安心感に包まれますよ。
そして、もう一つの“インターミディエイト”は、より高性能を謳ったプロスペック。
【iJ.インターミディエイト prof.BLACK】 \34,560(税込)
ミレ インターミディエイト EVO7との価格差にちょっと驚きですが、その価値は十分にあります。
①、②、③といった部位ごとに素材を使い分けるアプローチは同じですが、一つ一つの素材が
ワンランク上の性能を持った贅沢仕様。
全体的な軽さ、優しく包み込むようなフィット感を追求、また、ハードライディングでも
放熱性に優れ、蒸れにくいといのが、プロスペックらしい仕上がりです。
特徴的なのは前身頃の裏地、微妙に起毛した細かいリブが縦にズラリと並んだ状態で、
この凹凸があることで、空気の薄い膜が形成され、保温性と通気性を確保。
汗をかいても蒸れる感覚はほとんどありません。
ロードバイクのフレームで例えるなら、カーボンのグレードや積層を変えることで、軽量化や
剛性アップを図ったチューンナップ仕様といったところでしょう。
アソスのロゴを敢えて目立たなくしたステルス仕様、迫力ありますな~。
着るのにちょっと勇気がいりますが、そそられるアイテムに違いありません。
どちらの“インターミディエイト”もこれからが本格的な出番。
春秋のレイヤリングに悩んだら“インターミディエイト”ですよ。
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