今年は『真面目に乗る』ことを目標として掲げてみました。
いつも不真面目な常陸です。
さてさて、新年最初のブログにて、高性能レインジャケット EQUIPE RS RAIN JACKET が今シーズン限りで終了にともない、30%offのセールを実施しますと、ご案内させていただいたところ…。
めちゃくちゃ反響が多くて、すごい勢いで売れております。
この度のセールを実施するにあたり、代理店さんに残っていた在庫50着あまりを、当店が丸ごと引き受けさせていただいたのですが、開始から1週間足らずで残り10着を下回りました。
これがセールの恐ろしいところ…。
いつも気にかけてくださるお客様からは、危惧するお言葉も頂戴しております。
「あんまりセールやり過ぎると、プロパー(定価)で売りにくくなるよ」
「ASSOSは年中セールするブランドにならないでね~、どこかさんみたいに」
有り難いご忠告、しかと肝に銘じておきます。
何が変わる? 現行モデルと次期モデルの比較
さて、“今シーズン限りで終了”というのは、次シーズンに新しいモデルが登場するからに他なりません。
現行モデルと何が変わるのか? お問い合わせが多かったので、整理してご説明させていただきますと…
①現行の『EQUIPE RS RAIN JACKET』は生産終了。今年2020年の春以降はマイナーチェンジ版の『EQUIPE RS RAIN JACKET EVO』が登場。
②マイナーチェンジの内容は、フロントファスナーの部材を見直し、従来のYKK社(日本)から、IDEAL社(アメリカ)に変更。
③ファスナー変更の理由として、現行品は止水タイプを使っている関係で、スライドの動きが重い、ファスナーエンドの差し込みが固い、といった点の改善。
③ファスナー以外について、その他は特に変更はありません。使われている防水透湿性のシェル素材、縫製パターンは現行品と同じです。
④新色が追加されます。現行の2色 ROLLY RED(蛍光オレンジ)、BLACK(チタニウムグレー)に加えて、新色のFLUO YELLOW(蛍光イエロー)が登場。
といった内容で、新色の追加以外は、ファスナーの部材が変わるだけ。
それで、15,000円以上もお安くなるのだから、誰だって食指が動くというもんです。
唯一、気掛かりな点としては、現行品のファスナーの品質について。
現行品はそんなにトラブルが多いの?
いえいえ、ジャパンが誇るYKK社のファスナーですから、品質は全く問題ありません。通常使用におけるトラブルの報告もありません。
ファスナーを変更する理由は?
EQUIPE RS RAIN JACKETは、BMCレーシングチーム(現在のNTTプロサイクリング)との共同プロジェクトによる、レースシーンに注力して開発されたレインシェルジャケットとなります。
数名の選手から、走行中に片手でも開閉しやすい、動きの滑らかなファスナーが求められ、そこで、IDEAL社のファスナーに白羽の矢が立ったという訳。それと引き換えに、ファスナー部分の防水性が落ちるのは仕方ないという判断が下されたのです。
くどくど説明が長くなってしまいましたが、我々としても現行品のファスナーに対して、“粗悪品”というイメーを持たれては困るというのが正直なところ。
お客様に安心していただくには、どうしたら良いのか?
こんな時に頼りになるのが当店のアイハラ。
アイハラが取り出したのはYKK社が発売しているファスナー専用の潤滑材。
その名も『ファスナーメイト』。
なになに?
・スプレーするだけでファスナーがスムーズに滑ります。
・シミになりにくく、即効性、持続性に優れています。
試しに、スライダーの溝にシュッとひと吹きしてみると…。
スプレーする前はエンド部の奥まで入れるのが固く、グイッと押し込む感じでしたが、スプレーした後は今までの半分くらいの力でスルッと入るようになりました。
ヒタチ 「おおっ! ファスナーメイト効くねえ!」
アイハラ 「昔から言うだろ、“YKKをもってYKKを制す”ってな」
ヒタチ 「初耳ですが…」
そんなこんなで、現在残っているジャケットには、アイハラが一点一点ファスナーメイトを施させていただきました。
至れり尽くせりです!!(恩着せがましくてスミマセン)
1月9日以前に販売した商品につきましては、ファスナーメイト未処理です。
※テーブル上の商品が現行品の残り全てとなります。
代理店から全数引き受けておりますので、ここにある店頭用ジャケットが無くなり次第、セール販売終了となります。
雨ニモマケズ、風ニモマケズ、登リノ暑サデモ蒸レナイ…
そんな高性能レインシェルジャケットをお試しいただくには、絶好の機会ではないでしょうか。