どうも、ASSOS PROSHOP TOKYO の常陸(ひたち)です。
今回はジャージの色に関するお話し。前回ブログでもご案内の通り、今シーズンの夏ジャージは、“渋い” グラデーションカラーが充実しております。中でも、MILLE GT JERSEY SHIFTER C2 が昨年に引き続き人気者。実際にご来店いただいたお客様からは、「写真で見るより実物の方が良いね」とか「思ったより色のクセがなく、コーディネートしやすい」などなど、最終的に「色合い」が決め手となってご購入いただくケースが増えております。
お店としては嬉しい反面、ちょっと微妙な心境でもあります。実物をご覧いただいたお客様の反応が「思っていたよりも良い」というのは、裏を返すと、パソコンやスマホの画面からは本来の色合いが伝わっていない。もっと言えば、メーカーが公表している商品画像がイマイチな為、実際の色との差が大きいということ。
そんな訳で、なるべく実物に近い色合いを再現すべく、外に出て自然光の下で写真を撮ってみました。自然界や暮らしの中からインスパイアされた繊細な色の表現は、歴史あるヨーロッパブランドならでは。我々日本人の感性にも響くかと思います。それぞれの色によって醸し出される空気感はどれも魅力的です。「どの色を選ぼうか?」お悩み中の方は参考にしてみてください。それではまず、MILLE GT JERSEY SHIFTER C2 の3色からご覧ください。(レディースは、UMA GT JERSEY SHIFTER C2 の2色)
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どんな色も受け止める無機質な「コンクリート ブルー」
MILLE GT JERSEY SHIFTER C2 の3色の中で一番人気がこちらの concrete blue(コンクリート ブルー)。コンクリートというワードからも連想されるように、無機質でヒンヤリとした印象。やや青みがかったグレーに近い色合いです。
その無機質さゆえに、光と影のようなグラデーション効果は抜群。また、どんなフレームカラーの自転車とも相性が良いので、ジャージの色で迷ったら、この コンクリート ブルー がオススメです。
おすすめのコーディネートは、ワンポイントでいいので、ビビットなカラーを差し色的に合わせること。イエローがアクセントのヘルメットだったり、明るい色のソックスもしっかりと受け止めてくれる懐の深さ。
グレー系のジャージにグレー系の小物を合わせると、どんより沈んだ見え方になりがちなところ、あえて派手目のソックスを合わせることで、全体がキリッと引き締まって見えるから不思議ですね。ぜひトライしてみてください。
ちょっと毒味を含んだ大人の色気「ボルゲリ レッド」
bolgheri red(ボルゲリ レッド)と名付けられた深みのある赤。ボルゲリとは、イタリア中部トスカーナ州に属するボルゲリ村のこと。ワインの産地としてご存知の方も多いのではないでしょうか。そう、まさに熟成したワイン色に染められたジャージなんです。
体質的にアルコールが全くダメな私の場合、この色から連想するのは、ダークチェリーとかドクターペッパー。赤系でもやや毒味を含んだ色味と言えるでしょう。MILLE GT JERSEY SHIFTER C2 の3色の中では、アダルトな雰囲気No.1です。
おすすめのコーディネートですが、色気のある赤系ジャージに合わせるなら、小物使いで「赤×黒」のコントラストを強調した方が良いでしょう。私が言うまでもなく、「赤×黒」のイメージは普遍的なカッコよさ。イタリアのモータースポーツを代表するフェラーリやドゥカティに通じるものがあります。ロードバイクならBMC、三国志なら曹操孟徳、ガンダムなら赤い彗星のシャア。キャラ的に「俺は白じゃない」という方へおすすめです。
オシャレ上級者への近道「エウカリプト グリーン」
あまり聞きなれない eucalipto green(エウカリプト グリーン)という色。スペイン語で植物のユーカリからきています。グリーンにも色々ありますが、こちらは銀色に輝く若葉をイメージ。青空の下だと本当に映えるグリーンです。レースというよりは、里山ツーリングやグラベルといったシーンにピッタリですね。
肌の色の関係でしょうか、欧米人と比べて、日本人はグリーン系の着こなしに苦手意識を感じている人が多いですよね。ややもすると野暮ったくなりがち。ですが、エウカリプト グリーンはどちらかというと垢抜けたグリーンで、日本人の肌とも合いやすい。ご試着いただいたお客様の反応を伺うと、難しいと思っていたグリーンが、実際に着てみたら「これ良いじゃん!」となるのです。
おすすめのコーディネートは、中間色同士の組み合わせ。一見地味なグレー系のキャップやソックスを合わせると、明るいグリーンがさらに引き立ちます。さらにひねりを加えるなら、ベージュやブラウン系のアースカラーとの組み合わせ。グリーン系を上手に着こなすことができたら、一気にオシャレ上級者の仲間入りです。
透明感がすごい! 孤高の「ウルフ グレー」
最後にご紹介させていただくのは、EQUIPE RS JERSEY TARGA の wulf grey(ウルフ グレー)。先述の MILLE GT JERSEY SHIFTER C2 のコンクリート ブルーとやや似た感じはありますが、もっと淡いトーンのグレーです。
EQUIPE RS JERSEY TARGA のしなやかな素材感と相まって、まさにシベリアンハスキーの毛並みのような風合い。気品があり、孤高の存在感を醸し出しています。
今回ご紹介するジャージの中から、私がどれか一つを選ぶならこのウルフグレーです。ジャージを箱から取り出した瞬間にビビッときました。4月〜5月の林道の傍に咲くシャガ、その繊細な花びらを思い起こす何とも言えない透明感を感じたのです。ただ単に私がシャガの花が好きなだけなんですけどね。
おすすめのコーディネートは、ズバリ、白いアイテム!
ヘルメット、アイウェア、ソックス、シューズ、これら全てを白で揃えたら、まるで氷河とか雪渓のように、クリーンでクールな印象を与えてくれます。ただでさえ涼しげな色が、涼しさを通り越して、凍えそうな気分。実際に体感温度が下がるわけではありませんが、真夏にはこれくらいの視覚効果を楽しみたいものです。
さてさて、色々ご覧いただきましたが、ご自身のスタイルに合う「色」は見つかったでしょうか? 気になる色があったら、実際にご試着いただくのが一番です。夏本番の暑さがやってくる前に、ぜひ一度お店に足を運んでみてください。皆さまのご来店を心よりお持ちしております!
今回ご紹介したジャージの最新の在庫状況は、当店オンラインストアからチェックをお願いします。
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