どうも、ASSOS PROSHOP TOKYO の常陸(ひたち)です。
前回ブログでもご案内の通り、9月1日からアソスの2023秋冬コレクションがスタート! 店内の至る所に秋冬物が並べられております。とは言え、実際の気温はまだまだ暑い…。近年は残暑が長引く傾向にありますので、まだまだ夏ジャージ & ビブショーツの出番が続きそうです。

 

 

 

そんな訳で、今回ご紹介させていただくアイテムは、どちらかと言えば夏向け、暑さ対策と紫外線カット効果を主眼に置いた長袖ジャージをピックアップしました。それが、今シーズンの新作 MILLE GTO LS JERSEY C2(税込価格 43,780円)です。カラーは rock grey(左)と yubi blue(右)の2色展開。

サイクリストは皆んな日焼けを気にしてる

ちょっと話がそれますが、今年の春夏シーズンを振り返り、一番売れたアイテムは何かと言えば、腕の日焼けを防止するカバー「ARM PROTECTOR」でした2023年上半期の売れ筋ランキングをまとめたブログ記事はコチラ

売れ筋ランキングの結果から、多くのサイクリストが日焼けによるダメージを気にしていることが窺えます。うっかり日焼け対策を怠ると、火傷のような痛みだったり、体が熱を持って寝付けないなんてことも。地球温暖化が進んだ今、紫外線はサイクリストの天敵しかありません。小麦色の肌 = 健康的というのは、もはや遠い過去の話となりました。

 

あったら良いんじゃないの? 夏素材の長袖ジャージ

「ARM PROTECTOR」が爆発的に売れた一方で、どうせ腕にカバーをつけるんだったら、そして、ライド中にアームプロテクターを外すことがなければ、最初から紫外線カットの素材で長袖ジャージを作ったら良いんじゃないの? という声が多かったのも事実。確かにその方が合理的ですよね。

過去にはアソスにも夏素材で作られた長袖ジャージが存在しておりました。オールドファンにとっては懐かしい「初代 LS.ミレジャージ」は2010年頃のプロダクトですが、今見ると逆に新鮮さを感じます。私がロードバイクに乗り始めた頃、憧れのジャージでした。

ただ、名作に数えられる「初代 LS.ミレジャージ」でさえ、継続期間はそれほど長くなかったように思います。夏用の長袖ジャージが定着しない理由は何か? やはり、半袖の方が空気抵抗が少なく、動きやすいという理由が大きいんでしょうね。当時は今ほど素材技術が進んでいなかったこともあり、フィット感の高い長袖ジャージが作れなかったのも理由の一つかもしれません。

 

待望の復活、過去の長袖ジャージとは別格

話が遠回りしましたが、ここからは待望の新作 MILLE GTO LS JERSEY C2 について、深く掘り下げてみたいと思います。

袖用に開発された素材「Push Pull」は、非常に薄く、伸縮性に富んだ素材。特に腕を包み込む方向によく伸びて、腕全体に満遍なくフィット。走行中の風によるバタつきを抑えています。

光にかざすと透けるような薄さで、いかにも通気性が良さそう。素材名の「Push Pull」とは、かいた汗を肌から引き離し、素材の外側へ押し出す性質に由来します。ゆえに肌面を常にサラリとした状態に保ってくれます。また、素材には「COLD BLACK TECHNOLOGY」というコーティングが施されています。黒い素材ながら日光の吸収を抑え、暑く感じにくいという特徴もアリ。腕と同じ「Push Pull」素材が襟にも使われています。

 

「MILLE GTO  LS JERSEY C2」の作りを一言で表すのは難しいのですが、このジャージを見て感じるのは工芸品のような美しさ。ジャージをバサっと広げた状態を見て何か気が付くことがありませんか?

襟、袖、バックポケットは素材が切り替わっていますよね。でも、それ以外は一枚のパネル。つまり、前身頃、脇、背中のどこにも繋ぎ目が無いんです。まるで人間の皮を剥ぎ取ったような立体裁断。これぞセカンドスキン( = 第2の肌)と言っていいでしょう。エアロワンピースのように、肌に吸い付くようなフィット感を得られる唯一無二のジャージです。

 

後ろ姿が男前、これも「MILLE GTO  LS JERSEY C2」の特徴と言っていいでしょう。バックポケット周辺がかなり作り込まれています。「スタビライザー V9」と呼ばれる構造により、縦方向の伸縮を抑制して、荷物を詰め込んだ際の安定感をもたらし、ずり下がりを防止します。

バックポケット上部の「ハ」の字にも注目。これが反射素材になっており、夜間やトンネル内での視認性を高め、安全性を確保してくれます。また、ポケットの右端にはファスナー付きポケットを完備。自転車をクルマに積んで遠征することが多い私の場合、クルマの鍵を入れておけるファスナーポケットがあると便利なんですよね。

 

半袖ジャージ + アームカバー 以上に使える期間が長い

ここまで読んでいただき、わざわざ高額な長袖ジャージを買わなくても、半袖ジャージとアームプロテクターの組み合わせで良いんじゃね? と思った方もいるでしょう。それも一理あります。

確かに、「MILLE GTO  LS JERSEY C2」は真夏をターゲットに作られた長袖ジャージ。ですが、薄手の長袖ジャージは、春と秋のちょっと肌寒い季節にも使い勝手が良いんです。春秋用のインナーやウィンドシェルと組み合わせることで、暖かさをプラスしやすく、また、細かい温度調整が可能になります。まだ残暑厳しい9月から、秋深まる11月頃までイメージしていただくと良いでしょう。寒暖の移り変わりが激しいこれからの季節にも活躍してくれる一枚です。

「夏素材 × 長袖」の快適さを知ってしまったら、もう半袖ジャージには戻れなくなってしまうかも。

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