どうも、ASSOS PROSHOP TOKYO の常陸(ひたち)です。
夏の終わり感が漂う今日この頃、私の朝練コース(埼玉県南部)も朝の気温は20℃台前半に落ち着いてきました。乾いた風の中、ガシガシ漕いだ時にちょっと汗ばむくらいが気持ちいい〜。夏用のジャージとビブショーツで走るには、暑すぎず、寒すぎず、今がちょうど良い季節です。

しかし、それもあと1〜2週間ですかね。そこから先、気温が20℃を下回ってくると、ジャージを透過する風がやけに冷たく、手足もスースー感じやすくなります。さらに18℃以下になると、山の木陰でカラダが冷え切ってしまうなんてことも。

今年の夏からロードバイクに乗り始めた方ですと、ひたすら暑い時期しか経験していないので、秋の始まりはどんな格好がちょうど良いのか? イメージが湧かないですよね。すぐさまウェアを夏物から秋冬物に切り替えれば良いかというと、それはちょっと違う。10月でも20℃オーバーの蒸し暑い日はありますから。裏地が起毛した長袖ジャージ or ジャケットを出番は11月後半くらいと思ってください。

初めて迎える秋冬シーズン、重要なのは「買う順番」

前置きが長くなりましたが、今回は、今年の夏デビューしたての新人ライダー諸君に向け、「初めての秋冬シーズンを迎えるにあたり、最初に何を買えば良いのか?」というお話をさせていただきます。もう何年も乗られているベテラン勢なら、色んなアイテムをお持ちでしょうし、その日の気温、風向き、標高などのデータから、最適なコーディネートを導き出すのはお手の物かと。そんな方にも、初心に帰ったつもりでお付き合いいただければ幸いです。 

まず初めにお伝えすべきは、年間を通してアレもコレも必要(買え)というのは、メーカーの陰謀です。(笑)  もちろん、季節に合ったウェアを着た方が快適に決まっています。しかし、全シーズンのアイテムを一気に揃えようとすれば、それなりの出費を覚悟しなくてはなりません。限られた予算をどうやって振り分けるか? そこが大事。季節のウェアに優先順位をつけるするなら、1.夏物、2.冬物、3.春秋物 の順番となります。

春秋に関しては、夏物に少々アイテムを追加すれば何とかなるもの。しかし、本格的な寒さを迎える12月以降はそうもいきません。メインとなるジャケット、タイツ、インナーに加え、グローブ、ソックス、シューズカバー、キャップ、ネックウォーマーなど、頭のてっぺんから足のつま先まで、厳重な防寒装備が必要になります。つまり、冬物一式を購入する予算を確保しておくことが先決。先輩からのアドバイスとしては、以下のようなことを心掛けてください。

・春と秋は夏物にちょっとだけ「保温性・防風性」をプラスする
・多少の寒さは我慢出来る
・初めての春秋は予算を節約、大きな投資は冬物に

 

秋のちょい足し、基本3アイテム

さて、ここまでの内容を踏まえ、いよいよ実践編へ突入。秋のスタート時に何を買うべきか? 絶対に抑えておきたいアイテムがこちらの3点です。

MILLE GT WIND VEST C2(2色展開 ブラック or イエロー)
KNEE WARMER EVO
ARM WARMER EVO

これらは小さいながらも効果を実感しやすいアイテムの代表格。そして、コストを抑えられるという点も大きなメリット。本当にこれだけで良いの? もちろんイエス。思ったよりお手軽でしょ。続きまして、これら3アイテムを使った実践的な着こなしをご覧ください。

 

ライトな防風性が使いやすい、超軽量ウィンドベスト

超軽量タイプのウィンドシェルに分類される「MILLE GT WIND VEST C2」。同シリーズの長袖との棲み分けが難しいところですが、夏ジャージとの相性の良さで言ったら、袖の無いウィンドベストに軍配が上がります。正面から受ける風をガードしてくれるのは勿論、袖が存在しないので、脇から出る汗蒸れを排出しやすいという点で優れています。

背中側のメッシュパネルにも注目。放熱性に優れ、高強度なライディングシーンにおいても、ウェア内の温度上昇を抑えてくれます。アップダウン繰り返す丘陵地帯で効果を実感しやすでしょう。立ち止まってベストを脱ぐ必要がなく、そのままのペースで走り続けることが出来ます。

長い登り、特に急勾配に差し掛かった時には、フロントファスナー全開にして風を取り込んであげましょう。背中の開放的なメッシュのお陰で、風がスーッと抜けていくのが分かります。

 

インナーの技術をウォーマーにも、腕と脚にマイルドな暖かさ

腕と脚を温める、サイクリスト御用達のアイテムと言えば、各種ウォーマーのこと。現行アソスのアームウォーマー・ニーウォーマーは、かつての製品と比べて、ほんのりマイルドな暖かさが特徴です。春秋用のインナーと同じ素材・製法で作られていることから、汗の処理能力が非常に高いとも言えます。

そして、このアームウォーマー・ニーウォーマーの特徴がもう一つ。装着感の良さがマジ半端ないです。その秘密はアソスが誇る「サーキュラー シームレス製法」。繊維を円筒状に編み上げることで、製品にはシーム(縫い目)が存在しない仕上がりに。非常に伸びやかで、夏ジャージとビブショーツの生地がそのまま延長されたような自然な装着感です。滑り止めのグリッパーを使っていませんが、走行中にズレる気配すら感じません。

実は、ブログ用に撮影を行ったこの日、明け方から気温が高くて23〜24℃くらいありました。普通に考えたらウォーマーなんて要らないのですが、そこをあえて実践してみたという訳。結果としては、気温が高くても意外と平気でした。一般的なウォーマの場合、汗で濡れて不快感に繋がりやすいのですが、アソスのウォーマーはサラッとした状態で、濡れている感覚がほとんどありません。やはりインナーの技術が効いているんでしょうね。

 

暑くなったら背中のポケットへ収納

朝7時台になると(オマエは朝何時からこんなことやってるんだ?と言われそうですが…)、お日様も高く、気温も急上昇。さすがにウィンドベストとアームウォーマーを脱ぎました。ニーウォーマーはそのまま着けっぱなし、シューズを脱ぐのが面倒だったので…。

私の場合、ウィンドベストとアームウォマーは、折りたたんで小型のポーチに収納します。バックポケットにバラバラに入れておくと、どっかで落としたり、背中の汗で濡れたりしますから。

製品自体のボリュームが少ないので、すっきりコンパクトにまとまりました。このサイズ感がバックポケットの荷室一つにピッタリ収まります。急に暑くなってたら外すこともできるし、持ち運びしやすというのも、今回取り上げたアイテムの良いところ。ライドへ出掛ける前に、今日は暑い? 寒い? なんて迷ったら、とりあえず背中に忍ばせておきましょう。ロングライドのお守り的な意味でも安心です。

どうですか? 参考になりましたか?
秋の空気はカラッとして爽やか、一年の中で最もサイクリングが気持ち良く感じられます。秋を存分に楽しむ為にも、今回ご紹介したアイテムを役立てていただけたらと思います。ぶっちゃけ、秋に自転車に乗らなかったら勿体ないですよ!

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