どうも、ASSOS PROSHOP TOKYO の常陸(ひたち)です。
いきなり11月下旬並みの寒気やってきた、と思いきや夏の暑さに逆戻り。周期的に入れ替わる寒暖の激しさを文字通り肌で感じた一週間でしたね。街ゆく人の格好を見ても、Tシャツ短パンの人もいれば、ダウンを着込んでる人もいたり、いま時分の「丁度いい服装」の難しさを物語っているようです。サイクリングにおいても同様、いや、風を切って走るロードバイクの方がより厳しい環境に晒されていると言えます。

真夏の猛烈な暑さ、真冬の凍える寒さと比べたら、春と秋は絶好のサイクリングシーズンと呼べる一方、急激な寒暖の変化とは上手に付き合っていく必要があります。そんな訳で、今回ご紹介させていただくのは、春秋に特有の寒暖差を乗り切る為の即戦力! それが、今シーズン登場した「MILLE GTS SPRING FALL VEST C2」です。

雨、風に耐える「小さな鎧」

「MILLE GTS SPRING FALL VEST C2」 価格 32,780(税込)
カラー2色展開:fluo Yellowblack

この「MILLE GTS SPRING FALL VEST C2」を一言で表すなら「小さな鎧」という表現がしっくりきます。一般的にロードバイク用のベスト(ジレ)と聞いて、多くの人が薄いナイロン素材を用いたシャカシャカ系を思い浮かべると思います。ですが、この「小さな鎧」は、シャカシャカ系とは全くの別物。

「MILLE GTS SPRING FALL VEST C2」に使われている素材は、やや腰のある「張り感」が特徴です。ボディの正面から肩、脇、さらに首元まで包み込むパネルには、ウォータープルーフ(強力撥水)を強化したソフトシェル素材「AIR BLOCK 888」が使われています。

新しい3D構造の襟。ファスナーを上まで閉じても首回りが窮屈に感じにくく、朝夕の肌寒い時間帯やダウンヒルのシーンでも冷気が侵入するのを防ぎます。

これにより、前から受ける風はほぼ完璧にシャットアウト。また、小雨や濡れた路面からの跳ね上げ程度であれば、素材表面が水滴を弾いてくれます。加えて、汗蒸れを排出する透湿性も高いレベルで持ち合わせているので、いわゆる「汗冷え」を起こしにくいメリットも。

 

蒸れない、熱がこもらない = ずっと着続けていられる

背中側には新開発のメッシュ素材「VENTA MESH」が使われています。開放的なメッシュパターンにより、背中の放熱性を高め、重ね着をしてもウェア内に不快な汗蒸れを残しません。なので、ヒルクライムであったり、小刻みにアップダウンを繰り返す高強度トレーニングでもオーバーヒートしにくく、ずっと着たままの状態でOK。いちいち立ち止まって着たり脱いだりする手間もありません。

 

出来るだけ長く、夏ジャージを着る時期を引っ張る

主な着こなしの例としては、夏用ジャージの上にサラリと羽織る。外気温が15℃〜20℃くらい、「ちょっと肌寒いけど、長袖を着るにはまだ早いな〜」なんて時にオススメです。そんな微妙な季節には、ベスト(ジレ)で体幹をガードしつつ、アームウオーマーで軽い保温効果を足してあげると、朝夕の肌寒さもへっちゃら。

肌寒いのは朝だけ、昼間は思いのほかポカポカ陽気になることもありますよね。それも心配ご無用、背中のパネルはご覧の通り、中に着ているジャージのデザインがわかるくらいスケスケです。背中から熱がスーッと抜けていくので、蒸し暑さはほとんど感じさせません。正面のプロテクション機能、背面は大胆な解放感、異なる性質が表裏一体となっているところがアソスらしい「素材使いの妙技」と言ってもいいでしょう。

 

寒くなると同時に日が短くなる秋冬に視認性の強化も

より気温が下がっていく秋から冬にかけては、その時期の裏起毛ジャージや冬用ジャケットの上に羽織ることで、さらなる防風性・防寒性をアップさせる使い方が出来ます。3層レイヤーのメンブレンを使っているので、シャカシャカ系のウィンドベストよりも高い断熱効果を発揮します。素材がしっかりしている分、シルエットもカチッとして、どんなウェアともレイヤリングしやすい点も大きなメリットです。

背中のメッシュ越しに見える2本の縦ラインは、中に着ているジャケットのリフレクター。

また、色を fluo Yellow(蛍光イエロー)を選んでいただくと、視認性を高める効果もバッチリです。秋から冬は日が沈むのが早く、夕方以降の暗い時間帯において、自分の存在をアピールすることは防寒以上に重要なこと。実は、自転車先進国のヨーロッパでは、ハイビジブルなカラーが当たり前なんです。

背面の裾バンドには、リフレクトの系が織り込まれています。クルマのヘッドライドに反応して、自分の存在をアピール。ナイトライドでの安全確保につながります。

クルマを運転する人ならわかると思いますが、暗い夜道で黒っぽい服装の人とすれ違うとドキッとしますよね。本当に直前まで気がつかないんです。自転車側からすると、「幅寄せしてくるクルマが怖い」という意見もわかりますが、目立つ色のウェアを着ることは、サイクリストに求められるマナーというのが世界標準。相手を気遣う気持ちが大切ってことです。

 

きちんと畳んで意外とコンパクト

生地がしっかりしているので、脱いだ時に荷物として嵩張ると思いきや、意外とコンパクトになります。クシャクシャと丸めるのではなく、手ぬぐいのように四角く折りたのがコツ。その方が厚みが出ずに背中のポケットにスッと入ります。ハンドルバーバッグや大型のサドルバッグなら余裕で入る大きさ。ロングライドのお供にどうぞ。

 

脱初心者を目指して、「次に買うべき」アイテム

ベスト(ジレ)= 袖なしタイプのシェル全般について、ロードバイク歴が浅い人は「使うシーンがよくわからない」と思うかもしれません。

同じベストでも目的に合わせて使われている素材も様々。アソスのラインナップには、背中まで完全防水のシェルで覆われた「レインベスト」といった製品も。

ジャージやビブショーツ(冬場はジャケットやビブタイツ)が「最初に必要なアイテム」とするなら、ベスト(ジレ)は「後から買い足すアイテム」です。既にお持ちウェアの上に「羽織る」ことで、防風性、保温性を底上げするブースター的な役割。様々なアイテムと組み合わせることでかなり長いシーズンお使いいただけます。ベスト(ジレ)は、主役を引き立てる「名脇役」として欠かせない存在なんです。

その他にもシェル系アイテムが色々ございます。
ラインナップ一覧は当店オンラインストをご覧ください。

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