どうも、ASSOS PROSHOP TOKYO の常陸(ひたち)です。
常盤(ときわ)ではありません。
12月ともなれば朝5時台の林道は真っ暗、そして孤独です。

夏場はちらほら見かけたハイカーやトレイルランナー、中には大学の駅伝部も練習に訪れていましたが、今となっては何処へやら。ははん、さてはこの暗闇に怖気付いたか? 余計なモノが目に入ってこない夜明け前こそ、ただひたすらに己を磨くチャンスだというのに…。嗚呼もったいない。

秋には食糧を求めて彷徨っていた森の住人たちも姿を見せなくなりました。シカちゃん、カモシカくん、フクロウさんまでも…。本来は彼らのテリトリー、侵入者を嘲るように跋扈していた筈が、本格的な冬ごもりに突入してしまったようです。ということは、ここに残った自転車乗り(オレ様)こそが “奥武蔵最強生物” と証明されたんじゃないでしょうか?

冗談はこのくらいにしておきましょう。
私の個人アカウントをフォローしてくださっている方ならご存知かと。
出勤前の“朝練”を続けて2年目、再び厳しい冬の寒さに直面しております。

「一体何のために?」
不審者扱いで通報されそうな“暗闇ライド”も私にとっては重要なミッションの一つ。秋から冬にかけては、暗さもさることながら、放射冷却現象によって気温がグンと下がります。冬物ウェアのテストするにはもってこいの条件。実際の季節よりも早いタイミングで製品テストを繰り返し、それを皆さまにフィードバックすることが私の役目。良く言えばアソスウェアのテストライダー、悪く言うとモルモット的な。(笑)

 

冬の朝に試す、主力ビブタイツの実力は如何に?

ここ半月ほど、めちゃめちゃ活躍しているのが、今シーズン注目のウィンタービブタイツ「EQUIPE R HABU WINTER BIB TIGHTS S9」、すなわち「NEW ハブタイツ」です。今朝も3:30にスタートして試してきました。出発してから帰ってくるまでの外気温の推移は 4℃〜8℃ といったところ。

最初に履いた時の印象は、とにかくフィット感が素晴らしい! 太腿から膝にかけて、そして足首まで生地が余ることなく、ピタリとフィットします。下腹部を見ると、V字にカットされたパネルがあてられ、カップ状になったパネルが股間を立体的に捉えてくれます。そして、V字の切り替え部分が脚の付け根までグイッと入り込む感じです。サドルに跨った状態で自然な履き心地になるように、立体裁断が効いているのが分かります。

NEW ハブタイツ を履いて一番良いと感じるポイントは、下腹部のパネルを除いては、張り感のあるウィンドブロック素材を使っていないこと。脚全体を柔軟なフリース素材「RX EVO」で包み込むことで、どこにも嫌なツッパリ感を感じさせません。膝も曲げやすいので、ペダリングの抵抗も最小限に抑えられています。冬用タイツの窮屈感がどうしても苦手という人いますよね。そんな方にこそ試していただきたい。

 


ダブルレイヤーが生み出す「防風 & 断熱」効果

それから、肝心の防寒性について、どちらかと言えば寒がりな私ですが、今朝くらいの気温(4℃〜8℃)では、走り出しから十分な暖かさを感じることができました。感覚的には最低気温が0℃付近まで耐えられそうな気がします。

実際に0℃の環境で試した訳ではありませんが、0℃でも大丈夫と言えるだけの技術的な裏付けがあります。太腿から膝下のパネルにご注目ください。走行風をダイレクトに受けるこの部分。「RX EVO」よりも高密度な「RX EVO Plus」を二重に配置することで断熱効果も2倍。さらに、ウィンドブロック素材と同等の防風性能を発揮します。わかりやすく言うと、「太腿のあたりがポカポカ、風が当たってもスースーしない」ということ。

 


デリケートゾーンを守る「AIR BLOCK 888」

技術的なアプローチをもう一つ。下腹部のV字のパネルですが、最新のソフトシェル素材「AIR BLOCK 888」が使われています。走行風をシャットアウトして、お腹や膀胱が冷えるのを防いでくれるので、ライド中のお手洗いの回数を減らすという意味でも効果的。冬場はホント助かります。

「AIR BLOCK 888」素材の優れた透湿性も見逃せません。余分な汗蒸れを効率良く排出してくれるので、デリケートゾーンが常にドライで快適な状態に。また、生地の柔らかさは、従来のソフトシェル素材とは比べ物にならないほど。これが本当のソフトシェル素材です。

構造的には、下半身の立体的な縫製パターンに加えて、2種類の素材をハイブリッドした凝った作り。高級感あるな〜という印象です。正直、期待以上の仕上がりでした。

この冬のヘビーローテーションになること間違いなし!
常陸イチオシの EQUIPE R HABU WINTER BIB TIGHTS S9 について、詳しくは当店オンラインストアをご覧ください。

 


冬のタイツで失敗しない方法 = 暖かさ「真ん中」を狙え!

最後に、今年初めての冬を迎えるロードバイク1年生へ、冬のタイツ選びで失敗しない為のアドバイスを一つ。ズバリ「防寒性能が真ん中のスペックを選ぶ」です。中程度の防寒性能であれば、初冬から厳冬まで幅広く対応出来ちゃう。多少のやせ我慢は必要ですが、結果的として、ひと冬を通しての使用頻度が高くなるので、投資した分の回収が早いと言えるんです。ロードバイクのウェアは道具と考えると、使ってなんぼですから。

当店オンラインストアのビブタイツのページをご覧いただくと、暖かさのレベルを星の数で表しています。また、自分たちの感覚も含めて外気温の目安を書かせていただきました。ご自身にピッタリのタイツはどれか? 参考にしてみてください。

~ 暖かさレベル ~
3つ星 ★★★☆☆ 初冬向け
4つ星 ★★★★☆ 真冬向け
5つ星 ★★★★★ 厳冬向け

走るエリアだったり、暑さ寒さの感じ方には個人差もありますので一概には言えませんが、私の場合、今シーズンのラインナップから一番使えるビブタイツはどれか? と聞かれたら、間違いなく「EQUIPE R HABU WINTER BIB TIGHTS S9」と答えます。

これぞ“鉄板”ビブタイツ!

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