どうも、ASSOS PROSHOP TOKYO の常陸(ひたち)です。
日に日に朝の冷え込みが厳しくなってきましたね。
一昨日、12月15日(木)の朝練では今シーズンの最低気温を更新、−2℃でした。ボトルの水が凍る日も近いな…。

厳冬シーズンを迎えてなお、何とか朝練を続けられているのもアソス製品の恩恵を受けているからこそ。さすがスイス発祥のブランドと言いますか、冬の厳しい環境こそアソスの本領発揮ですね。今シーズンの冬物を色々試しておりますが、小物の中にも良い物がたくさん揃っています。中でも私が “かなり秀逸” と感じたアイテムがコレ、「RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES」です。

RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES(防寒性 + 防水性 オーバー グローブ)
サイズ展開:XS〜XL 価格 13,970円(税込)/ 2022FW

ざっくり説明すると、何かベースとなるグローブをした上に重ね付けするオーバーグローブのこと。ベースとなるグローブは冬用に限りらず、夏用、春秋用でも大丈夫。お手持ちのグローブに防風と保温の効果、さらに耐雨性能までプラスさせる役割、つまり、レイヤリング専用グローブとなります。

上半身だったらジャケットの上にレインシェルを羽織ったり、中にミッドレイヤーを着込んだりと、何枚かレイヤリング(重ね着)することで防寒性をアップさせることは容易ですよね。そのレイヤリングをグローブでもやってしまおうという発想で生まれたのが、「RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES」という訳。

実際に使ってみてどうか? 正直にお答えします。

まず、「RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES」が登場する以前、咋シーズンはどうだったか? 振り返ってみましょう。指先がジンジンと痺れてきて、だんだん手の感覚が麻痺してきます。そうすると、下りでブレーキを握るのも必死。まるでイガ栗を握っているような痛みに変わっていくという、ちょっとした拷問でした。

写真 左:ULTRAZ WINTAER GLOVES 単体。 写真 右:RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES をレイヤリングした状態。

それが、「RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES」を付けた状態ではどうでしょう。正直、指先が全然冷たくないと言ったら嘘になります。氷点下の風を真っ正面から受けているのですから、冷たく感じるのは当然のこと。違いを感じるのは、指先の感覚がしっかりと残っている!ということ。ブレーキを握ったり、変速操作も余裕を持って行うことが出来ます。“手が生きている” という安心感。この差がかなり大きいと思います。

 

どこにそんな力が隠れているのか?

「RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES」をパッと見た感じ、薄手のゴム手袋のような素材感です。裏面も同様、モコモコとした裏地は付いていません。あくまでも、ペタッとした一枚皮。では、どこにそんな凄い力が隠れているのか?

私が思うに、メンブレン(防水透湿性皮膜)を駆使した緻密な縫製により、機密性の高い状態が保たれていることが最大の理由かと。と同時に蒸れを逃す「透湿性の高さ」が長時間の快適性に繋がっている筈。

「機密性の高さ」= 冷気の侵入を防ぐ。内側に熱を閉じ込める。
「透湿性の高さ」= 汗による結露を防ぐ。汗冷えを起こさない。

仮に、台所で使うゴム手袋(機密性は高く、透湿性は全くない)をオーバーグローブとして代用したらどうなるでしょう? 結果は言わずもがな、グローブ内がサウナのように蒸れて汗でグッショリ、逃げ場を失った汗が急激に冷えて、氷水に手を突っ込んだようになるのがオチです。

「RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES」が秀逸なのは、「機密性」と「透湿性」のバランスが絶妙なところ。グローブ内に “適度に熱がこもる” 状態を作り上げていること。それに尽きると思います。

 


繊細かつ正確な操作を可能にする5本指タイプ

もう一つ、「RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES」の良いところを挙げると、5本指タイプになっていること。これって当たり前のようで、実際に作るのは結構難しいんです。以前あった「シェルグローブ」は、三又に分かれたタイプ。いわゆる「ナベ掴み」のような形態でしたから、それと比べたら凄い進化と言えます。

写真 左:ULTRAZ WINTAER GLOVES 単体。 写真 右:RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES をレイヤリングした状態。

それぞれの指が独立して自由に動かせるので、ブレーキや変速のレバー操作にストレスを感じることがありません。また、電動シフトの細かいスイッチ操作も正確に行うことが出来ます。

末端冷え性の私の場合、厳冬向けの「ULTRAZ WINTER GLOVES」に重ねるのがメインの使い方。「ULTRAZ WINTER GLOVES」は Sサイズ、上に被せる「RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES」も同じく Sサイズを使っています。

アソスの中では最もボリューミーな「ULTRAZ WINTER GLOVES」に対して、同サイズの組み合わせでジャストフィットするように作られているようです。実際にこの組み合わせにすると、サイズ感にほとんど“遊び”がないので、装着するのに少し慣れが必要。ただ、着けてしまえばラバーコーティングされたような一体感。素材の“たるみ”がありません。なので、ベースとなるグローブが薄手の場合は、「RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES」の方をワンサイズダウンしていただいても大丈夫かと思います。

 

いざという時に役に立つ“懐刀”

携行性に優れている点も見逃せません。グローブ全体が薄手のシェル素材で作られていることから、折りたたむと手の中にすっぽり収まるくらい小さくなります。ジャージ・ジャケットのバックポケットに入れても邪魔にならず、持ち運びも楽々。天候や気温の変化、また、登り下りのシーンに合わせて着脱しながらお使いいただけます。

例えば、山岳グランフォンドやヒルクライムの場合、登り区間では必要ありませんが、標高の高いエリアから一気に降ってくる際の防寒用として役に立ちます。また、昼夜をまたいで走り続けるブルベやロングツーリングでは、昼間と夜間の寒暖差対策としても有効です。

冬場や雨の時だけでなく、通年使えるというのも良いですね。
いざという時の為に、常時ツール缶に忍ばせておくと安心です。


オーバーグローブ + オーバーソックス の最強コンビ

RSR THERMO RAIN SHELL SOCKS(防寒性 + 防水性 オーバー ソックス)
サイズ展開:0(36-38)、1(39-42)、2(43-46) 価格 8,690円(税込)/ 2022FW

オーバーグローブがあれば、オーバーソックスがあっても良いじゃない。「RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES」と同じ素材で作られた兄弟分がこちら、「RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES」です。ソックスの上からさらに一枚被せることで、シューズの内部に寒さや軽い雨へのバリア機能を持たせようというものです。 グローブとセットでどうぞ。

 


さてさて、本格的な冬の到来を迎えて、冬物の在庫も残り少なくなってきました。グローブ、キャップ、ソックス、ネックウォーマー等の小物類はそろそろ完売しそうです。年末年始のお休みに備えて、防寒アイテムのお買い忘れがないように! 当店の年末年始の営業スケジュールは、ホームページ内「お知らせ」よりご確認ください。

皆様のご来店ご利用を心よりお待ちしております。

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