どうも、ASSOS PROSHOP TOKYO の常陸(ひたち)です。
2022年の秋冬シーズンがスタートしてから早2週間が経過。商品入荷直後のドタバタもひと段落して、ようやく腰を据えてブログを書く時間が出来てきたところです。さすがに毎日ブログを更新するほど時間がとれないのですが、目標は高く、「目指せ! ブログ更新 月間10本!」(笑)

今回から「日替わりメニュー」的に秋冬NEWアイテムを一つずつピックアップ。皆さんが気になるアレやコレについて、我々スタッフが実際に見て、触れて、気がついたことを深掘りしてまいります。それでは早速、2022年秋冬の一発目を飾るにふさわしいアイテムをご覧ください。

GTS シリーズ、初のトップス登場。

MILLE GTS SPRING FALL JACKET C2」 価格 43,780(税込)
カラー2色展開:fluo Yellow 、black

「MILLE GTS SPRING FALL JACKET C2」は、軽い保温性を有した春秋シーズン向けのジャケット。アソスのコレクション全体を通して、「GTS」を冠した初めてのトップスとなります。ちなみに、「GTS」とは、Grand Touring Superior comfort の頭文字をとったもの。ロングライドで優れた快適性を発揮する上級スペックを表しています。

私もサンプルを見た時からずっと気になっていた製品です。と言うのも、「初めての 素材 & 構造」がフルに盛り込まれた、「初めてづくし」の意欲作だから。ある意味、過去と決別するメーカーの強い意志を感じる製品でもあります。後半で詳しく触れさせていただきますが、主な特徴は以下の通り。
・ボディ正面の 防風・耐水・透湿性素材 =「 AIR BLOCK 888 」
・腕のスースー感を抑える軽めの保温効果 =「RX EVO Light」
・首元をソフトに包み込む新構造 =「 struzzo Kragen 」
・背面のメッシュ素材 =「 Stabilizator V11 」

 

ゆったり着るか? サイズダウンして着るか? どちらもアリです。

同価格帯の春秋向けの薄手ジャケットの中で、対抗馬として挙げられるのは、高強度トレーニングに最適化された「EQUIPE RS SPRING FALL JACKET TARGA」。それとの大きな違いは、「EQUIPE RS」がエアロ効果重視のレーシングフィットであるのに対して、「MILLE GTS」はややゆったりとしたレギュラーフィットを採用している点。低〜中強度の一定ペースで長い距離を走るシーンに合わせています。

ちなみに、私の場合(身長175cm、体重59kg、痩せ型)、多くのアソス製品において Sサイズがジャストフィットですが、この「MILLE GTS」に関しては、XSサイズでも何とか着れました。「EQUIPE RS」と比べて、肩幅と腰回りに少しゆとりを感じます。実際、「EQUIPE RS」を試着されたお客様の反応として、「ここまで窮屈じゃなくていい」という方も多いので、そういう方にとっては、同じサイズでも「MILLE GTS」の方がずいぶん着やすく感じていただけるでしょう。

 

一枚三役。インナーの数だけ使える季節は長い。

今年の夏から自転車に乗り始めた人は、「薄手のジャケット? どうせ、春と秋の短い期間しか使えないんでしょ?」そう思うかもしれません。いやいや、そんなことありませんって! 

仮に「MILLE GTS SPRING FALL JACKET C2」を他のアイテムで例えるなら、夏の半袖ジャージの上にウィンドベストを羽織り、アームウォーマーを装着した状態。「3アイテム分の機能を一つにまとめたら、こういうカタチになりました」的なハイブリッドな作りが特徴です。
・通気性 = 夏ジャージ
・防風性 = ウィンドベスト
・保温性 = アームウォーマー

ジャケット単体で春秋の寒暖差に対応可能なスペックを持ち、より寒い時期に向かっては、中に着るインナー(ベースレイヤー)を使い分けることでかなり長い期間使えるのが最大の魅力。夏場と厳冬期以外はイケます。

4~5月、9~10月  = プラス 夏向けインナー
3~4月、10~11月 = プラス 春秋向けインナー
2~3月、11~12月 = プラス 冬向けインナー
ざっくりとですが、合わせるインナーを変えれば、ジャケットはそのままでOK。更にウィンドシェル(or レインシェル)を羽織ることで、急な天候の変化にも対応しやすく、山へ出掛けたりも安心です。これだけ多様なレイヤリング(重ね着)は、薄手のジャケットだからこそなせる業。上級者なら必ず持っているアイテムの一つです。

 


もう過去には戻れない。「AIR BLOCK 888」のある時代へ。

ここからは「MILLE GTS SPRING FALL JACKET C2」に使われている最新技術にフォーカスして見ていきます。

まずは、新たな防風・耐水・透湿性素材「AIR BLOCK 888」この素材の登場により、アソスの素材開発は節目を迎えたと言っても過言ではありません。今後のアソス秋冬物の流れを変えてしまう、それほどインパクトのある素材です。

表面のジグザグ模様が独特な質感。ジグザグ模様の理由についてはトップシークレットらしく、今のところアソスから詳しい情報がないというのが正直なところです。

実際に着てみた印象は、シェル系素材にありがちな「ツッパリ感」や「ごわつき」をほとんど感じさせず、体に気持ちよくフィットします。タテ、ヨコ、ナナメ、それぞれの方向に柔軟性を持たせていること、それがジグザグの理由と見ました。加えて、素材の厚みに変化を持たせることで、軽量性と耐久性のバランスを保っているようです。

また、耐水性の高さもかなりのもの。小雨程度であれば素材表面が雨粒を弾いて、水玉のようにコロコロと落ちてきます。濡れた路面からの跳ね上げもへっちゃら。雨がウェア内部へ浸透するのを防ぎ、体幹部を冷えから守ってくれるので、天候の読みにくい日のライドにも安心です。従来からのアソスユーザーには「耳にタコ」かもしれませんが、ウェア内部の汗群れを逃す透湿性もさらに磨きがかかっています。

 

軽めの保温効果が気持ち良い「RX EVO Light」

アーム部分に使われている素材は、伸縮性に富んだワープニット構造を持つ「RX EVO Light」。わかりやすく言うと、裏起毛フリース素材です。春秋シーズンに最適な軽めの保温効果と優れた通気性が特徴です。袖口の処理は「切りっぱなし」になっていて、手首に締め付け感なく、インナーやグローブとの重なり部分のボリュームを抑えています。


ダチョウからヒント? 首元を優しく包む3D構造の襟。

「struzzo Kragen」= 直訳すると「ダチョウの襟」と名付けら得た襟の部分は、非常にソフトな断熱素材を使用。そして、首回りが窮屈に感じにくい3D構造が特徴です。

ファスナーを上まで閉めても苦しく感じません。隙間なくフィットし、かつ、指を入れて余裕なくらい伸縮性に富んでいます。ミドルハイネックの襟が首元から胸部までをふんわりと暖め、冷たい風から気管支を守ります。寒い日はネックウォーマーを併用していただくとより効果的。その際、ネックウォーマーが襟の内側にスッキリと収まるように計算されたカタチになっています。

 

背面メッシュが醸し出す絶妙なフィット感。

「MILLE GTS SPRING FALL JACKET C2」の為に開発された背中の素材「Stabilizator V11」にも注目。菱型のメッシュパターンを持つこの素材。多方向に伸縮性を持たせた今までにないメッシュ素材です。ライダーの動きに追従して、どんな姿勢でもキツすぎず、緩すぎず、絶妙なフィット感を与えてくれます。また、スタビライザーの(安定させる)役割として、高伸縮メッシュが余分なたるみを抑え、バックポケットに荷物を詰め込んでもずり下がりにくいのも特徴です。

そして、この透け透け具合からもおわかりいただけるでしょう。通気性、放熱性の高さも抜群。日中気温が上昇したり、長い登りのシーンでの暑さ対策として非常に有効です。

さてさて、私自身待ちに待っていた NEWジャケットだけに、一発目からかなり空回りした長文ブログになってしまいました。最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

最後に一言だけ言わせてください。
秋から冬にかけては、MILLE GTS SPRING FALL JACKET C2があれば大丈夫ってこと!

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