10月に入って、ここ東京でもだいぶ気温が下がり、膝が露わになったショーツスタイルではそろそろ肌寒さを感じる時期になってきました。そんな時に大活躍してくれるアイテムがレッグウォーマー。

現在、アソスのラインナップには3種類のレッグウォーマーが存在します。メーカーは、それぞれ使うユーザー層やシーンを想定して開発しているのですが、選ぶ側からすると「選択肢が多過ぎてわかりにくい。」そんな感じではないでしょうか。実際にお店でも、そのようなお客さまの声が聞こえてきます。そこで今回は、アソスのレッグウォーマー 3種類について、その特徴と違いについて詳しく見ていこうと思います。

① 「優しいレッグウォーマー」 SPRING FALL LEG WARMERS EVO ¥10,780 

(材質 : 78% ポリエステル、15% ポリアミド、7% エラスタン)

こちらのレッグウォーマーは、スキンフォイル ベースレイヤーで培われた技術、サーキュラー シームレス製法で作られているのが特徴。少し乱暴ですが、インナー(ベースレイヤー)と同じ素材のレッグウォーマーと言っていいでしょう。他の2種が「フリース」、及び「起毛ライクラ」と明らかに保温力がある素材であるのに対し、このレッグウォーマーは元々の出自が日焼け対策のUVプロテクターであり、それにある程度の保温性をプラスした暖かさに留まります。

インナーというのは暖か過ぎても良くないですし、高い汗処理能力を求められるので、いわゆる「フリース」とは異なる素材で作られています。このレッグウォーマーは、まさに春秋用のインナーの暖かさと同じような軽めの暖かさ。暖かさが控えめな分、気温が高めの時から使い始めても苦にならない点がポイントで、早くから脚全体を覆いたいという人にはすごくお勧め出来ます。その分、寒さが増す時期の使用に際しては、やや物足りなく、もう少し暖かさが欲しいと感じることもあるでしょう。優しい肌触り。優しい暖かさ。そんなイメージのレッグウォーマーです。

ポジ :
・ライトな保温性で、春秋いずれも夏に近い時期から使い始められる。
・優しい装着感。滑り止めの為のシリコーン不使用。
・製品上端がストレートなカットな為、カーゴショーツとの組み合わせも出来る。
・3種の中では最もお求めやすい価格。

ネガ : 
・寒さが増してくると暖かさが不足気味。
・素材に撥水機能が無く、雨が降ると浸みる。

本来インナーの為に開発された素材というのがポイント。優しい肌当たりです。人によっては夏場でも着けていられるでしょう。

 

② 「正統派レッグウォーマー」 GT SPRING FALL LEG WARMERS C2 ¥13,970

(材質 : 86% ポリアミド、14% エラスタン)

 

こちらのレッグウォーマーは、長年アソスがビブタイツや秋冬ジャケットの袖の素材として使用している、オリジナルの RXフリース素材で作られています。当商品は、より進化したバージョン「RX EVO」素材を使用し、従来品で評価の高かった、素材の柔らかさと肌触りの良さはキープしつつ、繊維の密度を上げることで気温が低い時のスースー感を減少させています。本来、フリース生地というのは風を遮る機能は持ち合わせていないのですが、風を受ける自転車というスポーツに向けては、風の透過を抑える為、繊維の密度を上げたフリース生地が近年開発されています。わかりやすいところでは、素材の黒色の濃さがどんどん増している。でも重量増にはなっていない。それが素材の進化です。

アソスの春秋用ニッカー、タイツと同じ素材ですから、それはもう信頼感は間違いありません。このスペックの製品が長年ラインナップされているということは、「その機能が最も確信を突いている」正統派レッグウォーマーと言えるでしょう。レッグウォーマー選びで迷ったら、まずはこちらを選んでおけば大丈夫です。

ポジ : 
・「そろそろ脚全体を覆いたい」という時期に対して、最適な暖かさを持っている。
・製品上端が「外側が高く、内側が低い」アナトミカルパターンになっており、脚の深い位置まで装着出来る。=しっかり覆うことが出来て暖かい。
・素材には撥水機能があり、多少の雨では浸みない。
・滑り止めの為のシリコーン不使用。

ネガ : 
・製品上端が「外側が高く内側が低い」アナトミカル パターンの為、カーゴショーツ等との組み合わせには向かない。
・脱いだ時のボリュームが、3種の中では一番嵩張る。

上端部の大胆なカッティングが特徴。これによりビブショーツのと相性は抜群。

 

③ 「ハイスペック レッグウォーマー」 RS LEG WARMERS TARGA ¥21,780

(材質 : 63% ポリアミド、20% エラスタン、17% ポリエステル)

こちらのレッグウォーマーは、レースシーンでのプロの選手達からのフィードバックを受けて生み出された、最高峰のレッグウォーマーです。下手なタイツならば買えてしまうような、驚くべきプライスがついています。「起毛ライクラ」とも呼ばれる、アソス最新の起毛断熱素材 OSMOS Medium(オスモス ミディアム)を全面的に使用し、保温性能を損なうことなく、従来のフリース素材より薄くなっているのが特徴です。この OSMOS 生地は、現在 EQUIPE RS グレードのビブタイツなどに採用されている上位仕様の秋冬向け素材で、風の透過が従来のフリース生地に比べ、かなり抑えられています。より寒い時期やシーンに向けては、このレッグウォーマーが最も保温性(と言うか、バリア性)が高いと言えます。生地が薄いのに、保温性(バリア性)が高い。

また、レーサーに向けたエアロフィットを採用し、適度なコンプレッションを効かせることで筋肉の収縮をサポート。血流を促進して体の内部から温かく感じられ、同時に疲労を軽減させる働きがあります。元々かなり細身な作りであること。また、レースシーンでバイクに跨ったままレッグウォーマーを着脱出来るよう、裾に長さ20cm程のファスナーが施されています。我々ホビーサイクリストにおいては、自転車に乗ったままレッグウォーマーを着脱することはほぼありませんが、シューズを脱がずにレッグウォーマーを着脱出来る点は非常に便利です。レースが源流であるアソスというブランドのエッセンスが凝縮された「ハイスペック」なレッグウォーマーがこちらの RS LEG WARMER TARGA です。

ポジ : 
・バリア性の高い素材を使用し、寒さの増すシーンでも頼りになる。
・雨に対する撥水機能も、3種の中で最も高い。冬場の雨などシリアスな環境にも耐えうる。
・裾に長いファスナーが存在するので、シューズを履いたまま着脱出来る。
・コンプレッションにより筋肉の疲労を軽減させる。

ネガ : 
・着脱時のメリットはあるが、そもそも裾のファスナーは存在しない方が快適なはず !? = 硬いものが踝付近に来る。
・製品上端内側にシリコーン グリッパーが存在するので、かぶれやすい人は注意。
・立派過ぎる価格。

裾に施されたファスナーが RS の特徴。上端部内側に施されたシリコーンドットで、ショーツの外側に被せた場合もズリ下がりを防ぎます。

 

3種共に同じ1サイズ(S-M-L 相当)を並べたところ。素材や作りの違いによってずいぶん長さが異なっているのが見てとれます。


以上見てきたように、アソスの3種のレッグウォーマーにはこのような特徴と違いが存在します。ご自身の使い方や組み合わせるアイテムなどによって最適なチョイスが変わってきますので、今回の記事がレッグウォーマーを選ぶ際の一助になれば幸いです。

今日のブログはアイハラがお伝えしました。

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