今年も残すところ1ヶ月を切りました。これから本格的な冬を迎えるにあたり、ウェア類の準備は大丈夫ですか? 今一度、お手持ちのアイテムを見直していただき、足りないモノがないか? チェックしてみてください。冬場は装備品が増えます。ジャケット、ビブタイツ、ベースレイヤーの基本3アイテムに加えて、手先足先の末端部の防寒アイテムは必須。グローブやソックス、シューズカバーを忘れる人は少ないと思います。

一方、防寒装備をうっかり忘れて、寒い思いをしがちなカラダの部位といえば、首から上、おでこ、そして、です。誰しも経験があると思います。この間までは夏用のキャップで過ごせていたのに、今朝走ったら耳がちぎれるかと思った、なんてこと。そう、冷たい風が突き刺さる、あの“痛い”感覚です。

小さくても効果は大きい。冬のアクセサリー類。

首から上の防寒対策は、キャップやネックウォーマーの小物を活用することで簡単に解決することが出来ます。現行アソスのラインナップでいうと、WINTER CAPWINTER NECK WARMER の2つ。

両者ともアソス最新のベースレイヤーの製法を応用しており、肌触りは非常になめらか。作りは非常にシンプルで、生地感はライト。それでいて、しっかりとした保温と風除け効果を発揮してくれます。ベースレイヤー譲りの汗処理能力は流石。サラッと快適な状態が長続きします。

ウィンターキャップは、頭頂部は一枚仕立て、外周部は二枚仕立てという構成。頭は意外と熱気が籠りやすいんですよね。上部から排熱しやすく、また、キャップを深く被ることで、風に晒される額や耳はしっかりと守ってくれます。

ネックウォーマーは、冬のアクセサリー類の中では効果を実感しやすいアイテムです。首元は太い血管が集中している為、ここに冷たい風があたると、冷えた血流の影響により体温が低下しやすくなります。逆に、ネックウォーマーでしっかりと包み込んであげることで、体温の低下を防ぎ、カラダの内側からポカポカと感じていただけます。

フィット感はどうでしょう。締め付ける感じはなく、それでいて、肌にそっと寄り添う感じ。実はこのフィット感が極めて重要なんです。もし、圧迫感が強ければ、耳が痛くなったり、首もとが苦しく感じてしまいます。逆に、フィット感が緩いと、スキマから冷たい風が入ってしまいますから。絶妙なフィット感こそ正義と言って良いでしょう。

 

着け方にもひと工夫。

当たり前ですが、首から上って、ヘルメットを被るし、アイウェアも着けますよね。そうすると、ヘルメットのストラップあり、アイウェアのテンプルあり、さらに、ウィンターキャップにネックウォーマーを着けると顔の周りが一気に渋滞する感じになります。着け方次第では、キャップの隙間から風が入って着たり、生地がダブついて不快に感じてしまうことも。

そこで気をつけたいのが、装着方法というか、着ける順番。上の写真は私が普段やっている着け方です。
・最初にウィンターキャップを深く被り、耳の上側を覆い隠す。
・次にネックウォーマーを上に引っ張り上げて、耳の下側を覆い隠す。
・その上からヘルメットのストラップをかけて、ネックウォーマーを顎のラインに固定。

ポイントは「ヘルメットのストラップで上から押さえつける」こと。キャップと耳との隙間が小さくなり、風の侵入を防ぐと同時に、ネックウォーマーのずり落ち防止にもなります。また、ストラップのナイロンベルトやバックルが直接肌に当たらず、ネックウォーマーのソフトな感触が快適性にも繋がります。

気温が上がってきて暑いな〜と感じたら、一回ヘルメットのストラップを外して、ネックウォーマーを首のところで溜めておきます。この一手間を惜しまないことが快適さへの近道。

ちなみに、私の場合、アイウェアのテンプル部分は一番外側へかけるようにしています。アイウェアの着脱が素早く出来るから、というのが一番の理由。この状態でアイウェアがズレて困った、ということは一度もありません。

逆に、アイウェアのテンプルをキャップの内側に収納するのはNG。耳のところに余計なスキマが生まれて、走行風が入り込んでしまいます。おまけに、アイウェアのテンプル部分にキャップの圧が加わると、長時間のライドでこめかみや耳が痛くなってしまうことも。

「アイウェアは外側」、ちょっとしたコツとして覚えておいてください。

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