どうも、ASSOS PROSHOP TOKYO の常陸(ひたち)です。
今回も2022秋冬物の中から、気になる NEWアイテムをピックアップしてご紹介させていただきます。今回ご紹介させていただくのはこちら。ちょっと肌寒いなと感じ始める秋口から、真冬の少し手前まで、これさえ履いておけばほぼ間違いなしと言えるアイテム。それが全体に暖かいフリース素材を使ったビブニッカーです。

MILLE GT SPRING FALL BIB KNICKERS C2
価格 34,980(税込) カラー:ブラックのみ

ロングライドに適したもっちりとしたクッション性が特徴の「MILLE GT C2 インサート」。従来より2mmボリュームアップした11mmのパッドを内蔵。路面からの突き上げや微振動を減衰する快適性能が大幅にアップ。

どちらがお得? ニーウォーマー or ビブニッカー

ショーツより長く、タイツより短い、第3の丈の長さ = それが膝下丈のニッカー。他ブランドではあまり見ないカタチかもしれませんね。しかし、アソスでは代々受け継がれているロングセラーなんです。今シーズンはフルモデルチェンジを果たし、素材と構造の両方から機能の底上げが図られました。

ビブニッカーと聞いてあまりピンと来ないという方へ、他のアイテムで例えるなら、夏用ビブショーツとニーウォーマーを組み合わせたカタチと言えばイメージしやすいでしょう。言い換えると、夏用ビブショーツとニーウォーマーで“ある程度”は代用可能です。また、既に夏用ビブショーツをお持ちの方でしたら、小物のニーウォーマーだけ買い足した方が断然リーズナブルとも言えます。にも関わらず、アソスのビブニッカーが根強い人気を誇る理由はどこにあるのでしょうか?

 


夏生地との決定的な違い。下腹部、腰回りが冷えない。

MILLE GT SPRING FALL BIB KNICKERS C2」の本体部分に使われている素材は、アソスでも最新の裏起毛フリース「RX EVO」。春秋のミッドシーズンに合わせた中厚手のワープニット構造が断熱効果を高め、冷えを感じやすい下腹部、腰回り、さらにふくらはぎの下側までしっかりとガードしてくれます。

特に下腹部と腰回りが暖かいというのがポイント。夏生地のビブショーツにニーウォーマーを組み合わせたとしても、ここまで温めることは出来ません。先ほど“ある程度”は代用可能と書きましたが、外気温が15℃を下回ってくると、その差を如実に感じられるでしょう。

気温15℃以下の環境で風を受けると、生地が薄い夏用ビブショーツでは、ぶるっと震えるような悪寒とともに、お腹や膀胱が冷えやすくなります。その結果、お手洗いの回数が増えがち。その点、ビブニッカーでは、内臓に近い上の方までぬくぬくした起毛素材で覆われているので、ちょっとした「腹巻き」をしている感覚。そもそも寒さに対する限界が違うのです。対応温度域の目安は 8℃〜18℃、東京近郊であれば12月中旬くらいまでお使いいただけます。

上半身は解放感溢れる「Xフレームサスペンダー」を採用。抜群の通気性と放熱性により、日中気温が上昇したり、長い登りのシーンでもオーバーヒートを防いでくれます。また、肩への負担が少ないのに対して、腰のパネルを安定させる働きを持たせています。

 


ふくらはぎの筋肉をほぐす。ちょっと長めが肝心。

以前のニッカーと比べると、新しい「MILLE GT SPRING FALL BIB KNICKERS C2」では、膝下の丈がやや長めになっています。これにはちゃんと理由があって、「ふくらはぎが攣らないように」する為です。

誰しも経験があるのではないでしょうか。峠越えの下りやロングライドからの帰り道で冷え込んできた時、「脚」を使った後に急に冷えると、ふくらはぎの筋肉がピクピクと痙攣し出すことが。そんな足攣りを防ぐにはどうしたらいいのか? 以前アソスがウェアを供給していたプロチームのドクターの意見を取り入れ、「ちょっと長めの膝下丈」になったというのが事の経緯。ふくらはぎの下の方までしっかり温め、血流を良くして筋肉をほぐす。これが意外と効果が大きいのです。

ふくらはぎの締め付け感を抑えた「ウルトラライトレッググリッパー」を採用。裾バンドの裏側はシリコンの凹凸がないフラットな状態。繊維の中に滑り止め成分を含ませることで、肌への食い込みがなく、かぶれの原因となる刺激を与えません。自然なフィット感のまま裾のずり上がりを防いでくれます。

 


寒くないの? あえての「すね」出しのルック。

ふくらはぎは温めろと言っておきながら、「すね」は出してて大丈夫なの? そんな疑問もあるかと思います。結論から言ってしまうと、「すね」は出しててもノープロブレム。体の中で「すね」は、筋肉や脂肪が少なく、神経があまり集中していません。寒さに対して非常に鈍感な部分と言えます。末端冷え性はよく聞きますが、すね冷え性はないですよね。

気温が10℃前後であれば、むしろ「すね」出しくらいの方が快適だったりします。見た目にも、タイツのように重苦しくなく、ショーツのように寒々しくもない、まさに、春秋にぴったりな清々しい装い。ニッカーを好む人は、見た目にも気を遣うお洒落な方が多いような気がします。

 


春秋専用のボトムスを持つ意味。

最後になりますが、ニッカーフリークが推す「ニッカーのここが好き!」トップ3をまとめてみました。

何も考えなくても良い、春秋の寒暖差に対応してくれる守備範囲の広さ。
一枚でサラリと履けて、ニーウォーマーを重ねた時のようにずり落ちてくる心配がない。
半端丈ならではの季節感を演出、ファッションとしても楽しめる

ニッカースタイルが時代を超えて愛さる理由について、なんとなくご理解いただけたでしょうか? やはりというか、ニーウォーマー必要としないことで得られるメリットは大きいですね。今までニッカーをスルーしていた人は、色んな意味で損をしていたかもしれませんよ。

春秋専用のボトムスを所有するのはちょっと贅沢な気もしますが、言い方を変えると、春秋専用のボトムスを所有しているからこそ、冷涼な春秋シーズンをゆったりと楽しめる。それこそニッカースタイルの醍醐味なんです。

気になるという方は、是非お店に足を運んでいただき実物を手に取ってみてください。また、当店オンラインストア からもご利用いただけます。これからがニッカーを履くのにちょうど良い季節ですよ!

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