どうも、ASSOS PROSHOP TOKYO の常陸です。
前回に続いて、今回も雨のライドで役立つ小物たちを紹介させていただきます。今回取り上げるのは、耐水性と断熱性を有した「オーバーグローブ」と「オーバーソックス」の二つ。いずれも単体で使用するのではなく、その季節のベースとなるグローブ・ソックスを着用して、その上に重ね付けするアイテムです。ウィンドジャケットやベストのように、天候の変化に応じて着脱可能なアイテムと言えばイメージしやすでしょうか。以下、詳しく見ていきましょう。

サーモ(保温)とレイン(耐水)を掛け合わせた素材。

改めて、今回ご紹介するアイテムが、「RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES」と「RSR THERMO RAIN SOCKS」の二つ。その名の通り、サーモ(保温)とレイン(耐水)、双方の機能を有したアイテムです。

 

RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES(保温性+防水性 オーバー グローブ)
サイズ展開:XS ~ XL

 

RSR THERMO RAIN SOCKS(保温性+防水性 オーバー ソックス)
サイズ展開:0(22.0 - 24.5cm)、1(24.5 - 26.5cm)、2(26.5 - 28.5cm)

 

何やらゴムっぽい質感ですが、アソスでは最新のレインシェル素材なんです。2レイヤー構造を持つメンブレン(防水透湿性皮膜)ですが、従来の3レイヤー構造のレインシェルよりも耐水圧が高いそうです。

加えて、対応年数が長いことにも注目。一般的なレインシェルの場合、表面に汚れが付着したり、洗濯を繰り返す過程で耐水性が少しずつ衰えていくのに対して、本素材に関してはそれが無い。永続的な防水バリアとして機能するそうです。

アソスの開発チーム曰く、「この素材は使えるぞ!」ということで、次世代のロングライド向けレインジャケット「MILLE GTS WASSERSCHNAUZE RAIN JACKET S11」の誕生に繋がったという話も頷けます。

 

防水性はそこそこ。使いやすさに重きを置いた作り。

誤解を恐れずに言うと、素材の耐水性が高いことと、装備として完全防水の役割を果たすかどうかは、必ずしもイコールではありません。本製品(グローブ・ソックス)を裏返して見ると分かるのですが、縫合部に止水テープのような処理が施されていません。つまり、長時間、強雨に打たれ続ける状況では、縫い目から少しずつ雨水が侵入することを容認した作りになっています。

極端な例を挙げると、水を溜めたバケツに手足を突っ込むと、縫い目からあれよあれよと言う間に水が入ってきます。実際には、ロードバイクに乗りながら水にどっぷり浸かるというシーンはなく、グローブ・ソックスの中が水浸しになることはないのでご安心ください。

技術的には縫い目を止水テープで隠すことは難しくないと思います。それをしなかったのは、止水テープを貼ることで素材にゴワつき感が出るのを嫌がった為。実際の使用環境を鑑みて、グローブ・ソックスの小物類にそこまでやる必要がないと判断したのでしょう。まあ、止水テープも良し悪しで、負荷が掛かる部位は経年で剥がれてくる心配もありますから。

 

シーンに応じて着脱可能。ロングライドのお守りとして。

これらオーバーグローブ・オーバーソックスのメリットは、非常に薄手で軽量であること。折り畳んでコンパクトに収納できますので、いざという時の為に、バックポケットやサドルバッグの中に忍ばせておくと良いでしょう。ロングライドやブルベの途中で悪天候に見舞われた際には、「持ってて良かったぁ〜」となること間違いありません。

また、雨対策だけでなく、真冬に手足の冷たさに悩まされている方には、暖かさをプラスする防寒具としてもお使いいただけます。真冬以外にも標高の高いエリアへお出掛けの際、ヒルクライムの下山用としてもオススメです。

手先・足先にもレイヤリング(重ね着)する発想が新しいですね。梅雨ももう少し続きそうですが、アソスの小物を上手に使いこなして、快適なライディングをお楽しみください。

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