どうも、ASSOS PROSHOP TOKYO の常陸です。
唐突ですが、下の画像をご覧ください。
ふたつ並んだビブショーツ、どちらもアソスの“S9世代”を代表するレーシングビブショーツ EQUIPE RS BIB SHORTS S9 なのですが、、、どこか雰囲気が違いますよね。
違う角度から見てみると両者の違いは一目瞭然。写真左のビブは太腿部に“assos”ロゴをあしらったニューフェイス。今年で3シーズン目を迎える“S9世代”の記念して作られたスペシャルエディションなんです! 今回のブログでは、新たに仲間入りした『EQUIPE RS SUMMER BIB SHORTS S9 - WERKSTEAM』についてご紹介いたします。
Contents
ロゴだけじゃない特別仕様
WERKSTEAM(ヴェルクス チーム)とは、アソスの開発チームを表す称号的な意味合いを持っています。ノーマルの EQUIPE RS BIB SHORTS S9 と比較した場合、その違いは、大腿部のサイドに“assos”ロゴの あり or なし にとどまらず。WERKSTEAM だけに奢られた特別なディテールは、① サスペンダー、② 裾バンド、③ assosロゴ の3箇所に及びます。
① カーボン繊維をたっぷり含んだサスペンダー
ノーマルの EQUIPE RS BIB SHORTS S9 では、サスペンダーの内側にカーボンファイバーが混紡されています。その効果は、優れた水分コントロール = 汗の処理を素早くすること、また、抗菌作用が挙げられます。サスペンダーの内側がグレー色になっているのは、カーボンファイバーが露出している為です。
WERKSTEAM では、サスペンダーの両面がグレー色。つまり、カーボンファイバーが両面に混紡されていることを示しています。これにより、速乾性・抗菌性も倍増! また、製品の軽量化にも繋がり、強度の確保という面でも大きく寄与しています。カーボンファイバーを混紡する技術は、最新のベースレイヤーにも採用されるなど、今後は様々な製品に波及していくことが予想されます。
② 新しい裾バンドは 幅広 & メッシュ
WERKSTEAM では幅広タイプの裾バンドを採用しました。ノーマルの EQUIPE RS BIB SHORTS S9 のバンド幅が約4cmであるのに対して、WERKSTEAM のバンド幅は約6cm。つまり2cmほど広くなっています。
皆さん、もうお気づきですね。この幅広タイプの裾バンドは、ロングライド向けに開発された2021年のNEWモデル MILLE GT BIB SHORTS - GTS と全く同じ作り。裾の位置を安定させると同時に、着圧を広範囲に分散させることで、締め付けをほとんど感じなくなりました。また、裾バンドの裏面にはシリコン製の滑り止めを配置。肌への食い込みが少ない、非常に小さなドット状のタイプを採用しています。
ぱっと見は普通のゴムバンドっぽい素材ですが、WERKSTEAM の裾バンドを光にかざすとご覧の通り、非常に目の細かいメッシュ生地になっているのが判ります。通気性・汗抜けが良く、夏の暑さ対策もバッチリという訳。今後登場する夏用ビブショーツでは、「幅広 & メッシュ」タイプの裾バンドが標準装備となる予感…。違うかな?
③ ロゴに隠された “反射” 機能
ここまで勿体ぶってきましたが、太腿部にあしらわれた“assos”ロゴはリフクター = 反射素材によるもの。正確には、“assos”の文字が光るのではなく、文字をくり抜いたバナー(枠)が反射素材になっており、夜間、クルマのヘッドライトに照らされると、ロゴ部分がくっきりと浮かび上がるという訳です。
暗い夜道を走行中も、自分の存在をしっかりアピール。それは、自分が事故に遭わない為にも、クルマのドライバーに対する気遣いとしても、とても意義深いことかと思います。
日差しの下では鈍い光沢を帯びる反射素材。まるで鉛のような重厚感があります。柔らかいショーツ生地との対比で、“assos”ロゴのバナー(枠)のエッジが際立ちますね。
プリントタイプの反射素材は、非常に薄く、表面は少しザラザラした肌触り。やや張り感があるものの、ショーツ生地の伸縮に対して追従性を持たせています。ひび割れや経年劣化が起きにくいことから、最新のレイン・ウィンドシェルジャケットにも、この反射素材が使われるようになりました。
全4種類 EQUIP RS 揃い踏み!
今回、WERKSTEAM(ヴェルクス チーム)が追加されたことで、今シーズンは EQUIPE RS BIB SHORTS S9 だけでも4種類がラインナップ!
上の写真で左から、「prof. BLACK」、「BLACK」、「national RED」、「WERKSTEAM」と、それぞれ、サスペンダーの配色や、ロゴの仕様が微妙に異なっています。4種類ある中から、あなたのお気に入りをチョイスしてください。とは言え、選択肢が多いがゆえに、「どれを買ったら良いのか?」非常に迷いどころでもあります。
迷ったら WERKSTEAM
どうしても一つに決められない人は「全部買ってください!」というのは冗談ですが、ワタクシ常陸のイチオシは、WERKSTEAM(ヴェルクス チーム)。その理由は、「一番新しいモデル」だから。急に雑な感じになってしまいましたが、後発モデルの良いところは、先行モデルで「やり残した」部分を見直して、次世代のスタンダートとなる新しい技術が盛り込まれていること。WERKSTEAM の真の意味は、開発者目線で「やり切った」ことを表しています。
そして、ワタクシ常陸が WERKSTEAM をイチオシするもう一つの理由。それが、腰の後ろの 白い rollBar(ロールバー)です。ジャージの裾からチラリと見えるサスペンダーの延長部分こそ、“S9世代”ビブショーツの象徴的な構造と言えます。※ rollBar の機能について、詳しくは以前のブログ、『アソスのビブショーツを選ぶなら? MILLE – GTS と EQUIPE RS を徹底比較』よりご確認ください。
背中のサスペンダーを白基調とすることで、他とは一線を隠すノーブル(高貴)な印象です。淡いグレー系のジャージと合わせても、全体をきりりと引き締めてくれたり、白系のジャージと合わせると、エレガント かつ 精悍なイメーシがより鮮明に!
アソスの“S9世代”ビブショーツをまだ使ったことがない人は、今まで待った甲斐があったかもしれません。今シーズン、ビブショーツを新調するなら WERKSTEAM(ヴェルクス チーム)がオススメです!