すっきりしない天気が続きますね。梅雨だから仕方ないんですけど、サイクリスト的な観点からすると、貴重な休日が雨で潰れてしまうことに陰陰滅滅な気分になる今日この頃。しかし、雨だから自転車に乗れないと決めたもんじゃありません。要は気持ちの問題。装備さえしっかりしていれば走れてしまうものです。多少濡れたり、自転車が汚れても気にしない覚悟は必要ですけどね。
そんな訳で、今回は雨のライドで役立つアイテムを紹介いたします。レインウェアのメジャーなところでは、防水透湿性のメンブレン(皮膜)を使ったレインジャケットが挙げられます。しかし、高性能なレインジャケットは価格面でのハードルが高いというのも事実。もっと気軽に使えるものとして、雨用のキャップをピックアップしてみました。
高性能シェル素材を使った贅沢なキャップ
アソスが十数年前からリリースしている雨対策のサイクルキャップ、その最新バージョンがこちらの RAIN CAP です。
RAIN CAP(防水透湿性 シェル素材 キャップ)
サイズ展開:1(頭囲 54 - 58cm)、2(頭囲 59 - 63cm)
黒光りした素材に注目。アソスが誇るレインジャケットと同じ、防水透湿性素材「Schloss Tex」が使われています。耐水圧10,000mm、透湿性27,100g/㎡/24h という数値から、防水性の高さはもちろん、透湿性が非常に優れていることがおわかりいただけるでしょう。つまり、頭部が蒸れにくく、快適な状態をキープしてくれるんですね〜。
裏面はご覧の通り、パネルの繋ぎ目に止水テープが貼られています。少しの隙間からも雨の侵入を許さない、徹底した防水処理が施されています。
最新バージョンになって進化を感じるのは、“被りやすくなった”ということ。防水性のシェル素材としては珍しく、素材に伸縮性・柔軟性を持たせることで、頭部を締め付けるストレスが極めて少なくなりました。また、ヘルメットを被った際にも、帽体のゴワつきがなく、ヘルメットの内側にすんなりと収まります。
高温多湿な環境では、汗取りのインナーキャップとセットで
一つネガティブな点を挙げるとすれば、発汗量の多い夏場は注意が必要です。いくら透湿性が高いとは言え、汗が水滴となってしたたるほどの暑さでは、汗の処理が追いつかなくなります。そんな時は、RAIN CAP の下にインナーキャップ = ROBO CAP を合わせてあげると良いでしょう。インナーキャップが汗を蓄えるダムの役割として、額から流れる汗を堰き止めてくれます。
サイズは大きい方が被りやすい
RAIN CAP のサイズは2種類ラインナップされています。サイズ1(頭囲 54 - 58cm)と、サイズ2(頭囲 59 - 63cm)のどちらかですが、迷ったら大きい方 = サイズ2 をオススメします。もちろん、ご自身の頭囲をメジャーで測っていただくと良いのですが、一般的な日本人男性の場合、サイズ1 とサイズ2 の中間くらいの方が多いと思います。そうした場合、RAIN CAP の下にインナーキャップを被れるだけの余裕を見ておくという意味もあって、大きい方が失敗が少ないでしょう。
レインウェア全般を検討中の方へ、まずはこの RAIN CAP を試してみてください。「雨に濡れない」、「汗で蒸れない」、「ソフトな被り心地」といった、雨のライドを快適にしてくれる3大要素が詰まっています。RAIN CAP で素材の性能を確かめていただき、次のステップとして、アソスが誇る高性能レインジャケットを手に取っていただけたら幸いです。