こんにちは! ASSOS PROSHOP TOKYO アイハラです。
新年明けましておめでとうございます。旧年中はたいへんお世話になり、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い致します。
当店、大晦日から六日間のお休みを頂戴しておりましたが、私はカミさんと二人、1月2日から二泊三日で信州の安曇野周辺で過ごしてきました。
元々「安曇野の辺りは冬でも雪はあまり積もらない」と聞いて、正月早々の旅を計画したのですが、さすがに寒さの厳しい今年は、少し勝手が違ったようです。大晦日前日の12月30日から現地は強烈な寒波に見舞われ、山の中もご覧のような積雪です。
しかし、雪があるから自転車に乗るのは諦めようという発想は無く、
「その時にしか体験出来ないことをやろう!」「マウンテンならなんとかなるべ!」と、すってんころりんを繰り返しながら走り続ける我々です。
ここのところの現地は、日中はまずまず良い天気でも、深夜になると雪がきちんと降ってくるというサイクルのようです。朝起きると、毎日リセットされるかのように、一面パウダースノーに覆われ、真っ白で美しい光景が広がります。
朝イチの舗装路はツルツル。上りはひたすら押しです。
ですが、トレイルに入ってしまえば、なんとか乗れそうな感じ。
どうやら先を越されたようですな!
ただでさえ美しいこのエリアですが、この雪景色を私たち二人で独占出来た今回のライドは、とても貴重な体験となりました。
二日間の雪上サイクリングを満喫です。
そして、今回の(も)お宿はこちら!
北安曇郡池田町にある、民宿 山想(さんそう)さん。
誰しも、人には教えたくないお気に入りの場所ってのがあるかと思いますが、私にとってここはそんな場所。
ですが、自転車乗りにはあまりに良い宿なので、こっそり載せておきます。
木が溢れる温かみのある館内は、いつも清潔で清々しい印象です。三部屋のみの小さな宿なので、まるで自分の家に居るかのように、ゆったりとリラックスして過ごせます。朝起きると目の前に北アルプスの山並み。いわゆる観光地じゃない、地元の方々が生活されているところにある宿。それが良いのです。
本来、夕食の付かない、泊食分離の宿なのですが、実は食事も楽しみの一つ。お酒の好きなオーナー夫妻が、その時の食材で、お酒に合うものを "チャチャっと" 作って食べさせてくれます。この日は薪ストーブで焼くピッツァと、白菜のクリーム煮。大根と豚肉のバター炒めも美味でした。個人的には、土鍋で炊く御飯が超美味しい、和朝食もマストです。
宿は安曇野ICから車で25分のところにあり、安曇野、白馬周辺のサイクリングにちょうどいい場所にあります。機会があればぜひ自転車を持って行ってみてください。ロード、グラベル、マウンテン、いずれの自転車でも楽しめると思います。
宿の様子は、山想さんのインスタグラム をチェックしていただくのが、わかりやすいかもしれません。
最終日の1月4日は朝から大雪。
元々この日は自転車は無しで、宿をチェックアウトした後、信濃松川駅から大糸線に乗って白馬まで往復してみようと計画しており、アルプスの山並みが見えないのは残念ですが、厳冬期の白馬を味わうのには、むしろおあつらえ向きの天候です。信濃松川から信濃大町、さらに木崎湖・青木湖を抜けて白馬へ。北へ向かうほどに、雪の量がみるみる増していくのがわかります。
帰りの列車までの約5時間、吹雪の白馬の街を歩いて散策。
いつもクルマや自転車でウロウロしているこのエリアの景色を、改めて列車に乗ってゆっくり眺めてみる。私たちの好きな、木崎湖から青木湖辺りの、この時期ならではの雪深い風景。
車内で、お爺ちゃんに会いに行く小さな子や、