真冬に自転車に乗る上で、何が一番辛いかと言えば、手先・足先・耳といった末端部の冷えです。寒さの限界を超えると、痺れたり、感覚が無くなったり、誰しもが直面する切実な悩み…。

そんな訳で、前回のグローブ編に続き、冬のサイクリングを快適にしてくれる小物をご紹介いたします。前回ブログ記事はコチラをご覧ください。⇒ 冬のサイクリングを快適にしてくれる小物たち グローブ編

今回ご紹介するアイテムは、ワタクシ常陸が昨シーズンの冬にガッツリ使ってみて、「これは使える!」と自信を持ってお勧めできるモノたちです。その辺をチョロチョロ走っただけで、知った風なコメントを書いているのとは訳が違います。

冬用シューズカバーの革命 WINTER BOOTIE

まずは、足先の防寒対策として欠かせないシューズカバーをご案内。アソス最新のシューズカバーがこちらです。

ファスナーやベルクロで開閉する機構が見当たらない為、「このシューズカバー、どうやって履くの?」というご質問をいただくことが多いのですが、履き方については下の動画をご覧ください。

①最初に、シューズを履く前にウィンターブーティに足を入れ、クリート部分の穴から足首が出るまで通します。
②それから、シューズを履いて、かかと ⇒ つま先 の順にウィンターブーティを被せて完了。
③素材の伸縮性によって着脱を可能にした、斬新かつシンプルな構造になっているのです。

「履くのが面倒くさい」 は過去の話

アソスも以前はそうでしたが、世の中、足首の部分をファスナーで開閉して着脱するタイプが主流ですよね。ファスナーを下ろして、足首の部分がガバッと開いた方が着脱しやすいと思うでしょう? 実際はそんなこともなく、私も他メーカーさんのシューズカバーを色々試してみましたが、「履くのが面倒くさい」のは結局どれも一緒でした。

それとらと比べると、新しいウィンターブーティは着脱が楽になったなあと実感。例えば、ライドの途中でお蕎麦屋さんに寄って、座敷に上がることします。そんな時は、ブーティ―は完全に脱いでしまうのではなく、足首のところに留めておけばオッケー。食事が終わってお店を出る時も、シューズにブーティ―をさっと被せて非常にスムーズです。

シンプルな構造で トラブルフリー & ストレスフリー

従来のファスナーで開閉するタイプの場合、走行中にファスナーが開いてしまったり、装着時にファスナーの留め具が破損するなど、件数はそれほど多くないにしてもトラブルの要因でもありました。また、ベルクロテープの場合、ウェアに引っ掛けて毛羽だってしまうなんてことも。

その点、新しいウィンターブーティでは、そもそも開閉する機構が存在しないので、トラブルの発生要因が無くなったと言えます。また、ファスナーにしても、ベルクロにしても、硬い部材を使用しないことで、伸びやかでストレスフリーな履き心地を実現。ペダリングの動作もスムーズに行うことが出来ます。

肝心の防寒性もバッチリ

以前のウィンターブーティと比較すると、素材の厚みは半分くらいに、重量的にも大幅ダイエットに成功したと言えます。その反面、素材が薄くなったことで、保温性はダウンしたと感じるでしょう。ただ、実際に色んなシチュエーションで使ってみた結果、保温性が足りないというデメリットは気にしなくて大丈夫です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

使ってみたからこそ言えるのですが、シューズに対してブーティが隙間がなくフィットすることで、シューズが密閉状態になります。外からの冷たい風を防ぎ、中の暖かい空気は逃がさない、この効果が非常に大きいと感じております。

冬用ウェアの開発で難しいのは、ただ素材を厚くすれば良いとは言えないところです。素材を厚くすれば、保温力をアップすることは容易ですが、その反面、製品が重くなったり、伸縮性が著しく損なわれてしまいます。新ウィンターブーティに関して言えば、素材の薄さ =「履きやすさ」にこだわりつつ、防寒性を最大限に引き出していることが評価に値します。

決め手はスタイリッシュなデザイン

モノを選ぶ上で、最終的な決め手になるのは、見た目の「カッコ良さ」だったりします。見た目も大事ですよね。(笑)
不思議なことに、機能を追求していくと、見た目も美しいと感じるモノ。ご覧ください、タイツからブーティまで段差無く繋がったシルエット。一切の無駄を排除した「機能美」と言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今お使いのシューズがボロボロでも大丈夫。アソスのウィンターブーティが隠してくれます。重たい感じがする冬の装いも一変、軽快なスタイルをお楽しみいただけます。

進化した耳当て付き WINTER CAP

手先、足先と続いたら、お次は首から上のアイテムにも注目。ウィンターブーティの説明が長くなりすぎたので、ここからはサラッと流しますね。

頭部の防寒アイテムの定番、ウィンターキャップも新しくなりました。素材の構成は、部位によってメリノウールとポリプロピレンを使い分けて、それぞれの素材特性を活かした保温性と通気性の両立、そして、優しい肌触りが特徴です。また、冷えを感じやすい額と耳の部分は、生地を2枚仕立てにすることでしっかりとした防寒性を確保。帽体の上側を1枚仕立てにすることで、汗蒸れを逃しやすくしています。

頭頂部が寒すぎるということはあまりないのですが、耳だけはしっかりと守って欲しいんですよね。そいう意味で、最新のウィンターキャップは生地の厚みがちょうど良い感じ。自転車に乗らない時でもずっと被っていたいくらい快適です。

ここまで揃ったら完璧 WINTER NECK PROTECTOR

最後にご紹介するのは、首元をガードする ウィンター ネックプロテクター。一般的にはネックウォーマーと言った方が分かりやすいですね。

本ネックプロテクターの特徴は、首から上の骨格に合わせて立体的に作り込まれていること。首から下のパネルが、気管支のあたりまで覆い被さります。また、上にグイっと引っ張りあげると、鼻の上まで覆い隠すことが出来ます。

ネックプロテクターの重要な機能として、首元に冷たい風が直接あたるのを防いでくれることが挙げられます。首元を温めることが、血流を冷やさないことに繋がり、カラダの内側から冷えてしまうのを防いでくれます。

実際にネックプロテクターが有るのと無いのでは大違い。小物ながら良い仕事をしてくれるのです。ワタクシ的にはネックプロテクターとウィンターキャップはセットで装着が基本。

ついつい話が長くなりましたが、冬のサイクリングは小物があるかないかで、快適さに大きな差が出るのも事実。これまで冬は苦手と感じていた方にとって、少しでもお役に立てればと思います。

LINE公式アカウントお友達追加でお得な情報をゲット

友だち追加

SHARE