スイス・イタリア 旅行記も今回で最後となります。
と、過去3回に分けて、主なイベントの模様をお届けしてまいりましたが、
言ってみれば、これらは表のメニューでございます。
表があれば、裏があるのが世の常。
まだ知られざる、ワタクシ常陸が辿った裏メニューを一挙公開。
おさらいになりますが、大まかな行程は、ざっとこんな感じ。
【1日目】
午前:スイス アソス本社訪問
午後:旗艦店 manga Yio訪問 〜 ルガーノ湖畔サイクリング 〜 BBQディナー
【2日目】
早朝:ルガーノ湖畔 700mアップ
午前:イタリア アプリカの街へ移動 〜 グランフォンド会場にて受付
午後:足慣らしに軽くサイクリングのつもりが、山奥へ迷い込む
【3日目】
終日:グランフォンド “ La Campionissio ”
【4日目】
早朝:アプリカ周辺 300mアップ
午前:コモ湖畔へ移動 〜 フェリー乗船、ベッラージョの街へ
午後:ランチ 〜 マドンナ・デル・ギザッロ教会までヒルクライム
【5日目】
早朝:コモ湖畔 800mアップ
午前:コモ市街散策
午後:ミラノ マルペンサ空港へ移動 〜 帰国
青字の部分は当初よて通りのライド、赤字の部分が裏メニューでございます。
そう、、、気が付けば、毎日走っていたというおバカな事実。
先ずは、裏メニューの発端となった2日目の朝。
サービス精神旺盛なアソス社のマーカス氏から、日本からのゲストを素敵な
場所へ案内したいとのお誘い。
希望者(志願兵)を募り、朝5:30に出発(出撃)。
まだ人もクルマもまばらなルガーノ市街を抜けると、おもむろに始まるヒルクライム。
朝の新鮮な空気、湖面を見下ろす美しい街並み、容赦無く続く九十九折り、
大好きなシチュエーションが揃って、心拍も標高も上がりまくりです。
![](https://assos-pstokyo.com/_app/wp-content/plugins/native-lazyload/assets/images/placeholder.svg)
頂上付近で舗装が無くなりダートに、、、これで行き止まりか?と思いきや、
オレに続けと言わんばかりにダート道をどんどん突き進むマーカス氏。
その先の一番見晴らしの良い場所に建つレストラン。
早朝なのでオープン前ですが、失敬してテラスに入らせていただきます。
そして、この絶景、ルガーノの街も湖も一望。
対岸には、アソスの旗艦店manga Yioが入っている建物も見えます。
朝日を浴びてガラス細工のようにキラキラした建物は、山頂からもすぐに
見つけることができました。
さて、早く帰らないと朝食に間に合わないぞーっと、帰り際に東の空を見ると、
朝日が雲霞と混ざり合って、柔らかなオレンジ色の光が湖を照らす神秘的な光景。
今も目に焼き付いております。
![](https://assos-pstokyo.com/_app/wp-content/plugins/native-lazyload/assets/images/placeholder.svg)
この後はグランフォンドの会場となる北イタリアのアプリカへ移動。
受付を済ませた後は、翌日のグランフォンドに備え、足慣らしに程度に
軽めのサイクリングを実施。
希望者を募り、9名程でアプリカの街周辺を探索するのですが、
どうも、走り出し直後から道を間違えたらしいワタクシ、、、。
思いも寄らぬハードな山道へ迷い込んで行きます。
これ以上は明日に響く可能性大と見て、半数の方は戻られましたが、
残りの半数は好奇心旺盛で、更に山奥へと進んで行きます。
ガラン、ガラン、何処からともなくと聞こえてくる鈴の音。
斜面を見上げると放牧されているヤギの群れがおりました。
道に出て来ちゃって、急接近。
写真では、美しい山脈を背景に長閑な牧草地帯をを楽しくサイクリング
しているようにしか見えませんが、実際の道はかなりの急勾配が続き、
蛇行を強いられることもしばしば。
皆さん、口数が少なくなってきたような、、、。
そう言えばオレ、今朝もマーカス氏に連れられて走ってたよな〜。
写真を撮りながら、ふと我に返る瞬間でございます。
お次は、牛さんのお出迎え。
なんだかモウ、日本じゃないみたーい !!
軽く足慣らしなんて誰が言ったか?
結局、黄昏時までたっぷり走ってしまいました。 明日、大丈夫か?
4日目、グランフォンドの翌朝
グランフォンドで散々走ったにも関わらず、まだまだ走りたがり〜な人たち。
軍隊生活さながらの朝5:00スタート。
地図で調べて、アプリカ近隣のダム湖を目指します。
さすがに前日の疲れもあって、300mアップと軽めのライドで切り上げ。
皆さん、疲れてるなら、ゆっくり寝てて良いんですよ〜。
というのがワタクシの本音でございます。
5日目、最終日
もはや、早朝ライドは暗黙の了解。
朝5:00前にはジャージに着替えてホテルのロビーに集まってくる人たち。
何かに取り憑かれているとしか思えません、、、。
マーカス氏に転送してもらった地図を頼りに、コモの中心街を抜けると、
おもむろに始まるヒルクライム。 また、このパターンか、、、。
急勾配の九十九折りが規則正しく続いていきます。
標高800mを一気に駆け上がり、コモ湖を見下ろす展望台に到着。
これが、ワタクシにとって今ツアー最後のライドでした。
この辺り、どこを登っても、見晴らしの良い場所にはカフェやレストランがあり、
また、上の方には必ず教会が建っているのが印象的でした。
急峻な山に囲まれた不便そうな場所ですが、そこに暮らす人々の逞しさというか
おおらかさのようなものを感じます。
最後、空港に向かう直前の僅かな自由時間、コモ中心街を散策。
市場やブティックでお土産を物色します。
イタリアに来て初めて食べるジェラート。
これが旅行の楽しみだよな〜、最後の最後に幸せを噛み締めた瞬間でした。
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これで、スイス・イタリア旅行記もおしまいでございます。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
しかし、楽しい思い出はまだまだ語り尽くせません。
興味のある方は聞きに来て下さいね。ご来店お待ちしております。
1973年埼玉生まれ埼玉育ち。誰もいないひっそりとした林道を一人彷徨うロマン派サイクリスト。その実態は一緒に走る仲間がいないだけという噂も…。奥武蔵や秩父あたりで目撃情報あり。四十歳過ぎてから筋トレに目覚め、自分至上最高ボディを更新中。チャームポイントは腓腹筋。