スイス・イタリア 旅行記 / スイス アソス本社訪問 編” の続きでございます。
 
【2日目/グランフォンド La Campionissimo前日】
 
アソスの本拠地ルガーノを後に、次の目的地までバスで移動。
我々が乗るバスの後ろに注目、コンテナのようなカーゴが牽引されております。
 
日本では見ることのないカーゴ牽引バスですが、今回の旅ではこれが大活躍。
バイクをバラさずに、そのまま積み込むことが出来るので、とっても楽チン。
バスの運転手さんが1台ずつ吊るしては固定していくのですが、実に手際が良く、
1台固定するのに1分程度、16台のバイクも難なく積み込みが完了しておりました。
 
スイスから国境を越えて、東へ200km。
やって来ました、北イタリアのスキーリゾート地・アプリカ。
この街がグランフォンド“La Campionissimo”のメイン会場となります。
ホテルのバルコニーからの眺めがコレですから、もう興奮が抑えきれません。
 
メインストリートは様々なブースが立ち並び、レース色に染まっております。
その中でも桁違いに大きい、我らがアソスの巨大バルーンテント。


グランフォンドのエントリーを済ませ、オフィシャルジャージを受け取ります。
会場の一画にはアソス関係者のみ利用可能なVIPスペース。
我々はV・I・Pですけど何か〜?

夕方からは希望者を募り、軽く足慣らし程度のサイクリング。
この後はホテルに戻り、明日に備えます。

 
 
【3日目/グランフォンド La Campionissimo当日】
 
ついに迎えたこの日の朝。
お揃いのグリーンのジャージに身を包み、今や遅しとスタートを待ちわびる選手達。
 
スタートから十数kmは下り基調、この区間は先導車にコントロールされていますが、
集団の中では地味にポジション争いが繰り広げられております。
周りを見れば屈強そうな方々ばかり、、、プレッシャーに負けじと、なんとか前の
人にくっついて行きます。

下りの勢いそのまま、街の中心を駆け抜けて行く様は、まるで氾濫した河川。
ここを抜けると、いよいよ本格的な登り区間へ突入。

実は、長らく続いた天候不順により、コース変更が余儀なくされた今回のグランフォンド。
当初、ガヴィア峠からモルティローロ峠の順に進んで行く予定が、ガヴィア峠は崩落の危険が
あるとのことで回避。
先ず、モルティローロ峠を越えて、反対側から登り返してくるというプランに変更。
イタリアでも激坂として名高いモルティローロ峠を表と裏から2回も登れてしまうという、
ある意味、坂バカ万歳なコースになった訳です。

一発目のモルティローロは南側斜面、登坂距離17kmとやや長め、勾配は緩急変化に富んだコース。
この辺りは、後半に脚を残すように心掛けておりました。
登りきったところで、最初のエイドステーション。
パン、生ハム、チーズ等、素材のそのまんまが、とにかく凄く美味しい〜。
水分補給もエナジードリンクの他、ワインまで提供?

すっかり、エイドに長居し過ぎたワタクシ、気が付けば集団から置いてけぼり。
見知らぬ土地で一人旅が続きます、、、ホントにこの道で良いのか?

やっと見つけた誘導員らしき人の指示に従って行くと、再び長い登りに突入。
本日2発目のモルティローロ(北側斜面)でございます。
登坂距離11.8km、平均勾配10.9%、その数字だけでキツさが容易に想像できます。

さっきまで、完全に集団から遅れていたと思っていたのに、この区間に入ってから、
ジリジリと前に追いついてるような、、、。
多少は身体を絞ってきた効果があったみたいです。
それにしたって、キツイもんはキツイ !!
マルコ・パンターニのモニュメントの前で、我らが御大 ミネオ氏に遭遇。
「ミネオさん、休んでいかないんですか?」と声を掛けるも、
「いいの、脚を回しながら休んでるから〜」との返事。
まさか、この激坂でそんな台詞が聞けるとは 、、、。
とてもover60とは思えない剛脚振りに唖然。

 
モルティローロ頂上に到達。
2度目だけどね、疲労感は最初の100倍以上、、、。
 
ここで、先行していたグループと合流することが出来て、ほっと一安心。

ここから20kmほどは尾根伝いにアップダウン、残りはゴール地点のアプリカまで
一気に下って行くだけなので、体力的には心配しなくていいのですが、、、。
運が悪いことに、雨の予報が的中。
自分を含め、多くの選手が慎重に下って行く中、アソスの女性スタッフが私に呼びかけます。
「ヒタチさ〜ん、ヒタチさ〜ん」
彼女、自分のバイクの後輪を指差し、後ろへビッタリ付けということらしい。
このスリッピー&ブレーキ効かない状況で、列車に乗れってか !?
このお誘いに対する断り方を知らなかったワタクシ、、、
もう付いて行くしかない !!
道幅が狭かろうが、ヘアピンコーナーだろうがお構いなし。
正確無比なライン取りで、前の人をズバズバと追い抜いていきます。
実は彼女、元MTBプロライダーで、ダウンヒルでは男顔負けの腕の持ち主。
お陰様で、雨の下りも無事に、しかも早く戻ってくることが出来ました。
寿命も縮まりましたけどね、、、。

日本チーム全員が、各自エントリーしたコースを無事にフィニッシュ。
皆さん、素晴らしい!!

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