どうも、ASSOS PROSHOP TOKYO の常陸(ひたち)です。
ベタなタイトルからして、「どうせ、年末にありがちな総集編ネタだろ」と思われるかもしれませんが、そんな使い回し的な内容でお茶を濁すつもりではございません。ASSOS PROSHOP オフシャルブログの名のもと、ワタクシ個人の趣味趣向を言いたい放題ぶちまけて、気分もスッキリした状態で新年を迎えようという魂胆。ある種、非常にタチの悪い内容となっております。


まず、いきなり話が脱線しちゃいますけど、今年2019年を振り返り、ワタクシが一番心に残った出来事といえば…。

第60期 王位戦 七番勝負

挑戦者の木村一基(きむら かずき)九段が、自身にとって悲願の初のタイトルを獲得。同時に、初タイトル獲得の最年長記録を塗り替えた瞬間でもありました。それまでの初タイトル獲得の最年長記録は、1973年に棋聖位を獲得した有吉道夫九段の37歳6カ月でしたから、実に46年振り、46歳3カ月の木村新王位の誕生によって、大幅な記録更新となったのです。

20代~30代が実力のピークとされる将棋の世界。しかも、対戦相手は名人位を保持し、若手最強と目される豊島将之二冠(29歳)ですから、「中年の星」が成し遂げた快挙に、将棋ファンならずとも心が揺さぶられた筈。私も木村王位と同じ46歳というのも何かのご縁でしょうか? もう他人事とは思えません。
ご本人がまったく望んでいないのは百も承知ですが、私から木村王位へ、『おじさんに勇気を与えてくれたで賞』を贈らせていただきます。


さてさて、やっと本題に戻りますが、自転車乗りが「買ってよかったモノ」についても、こんな感じで「私の心が揺さぶられたモノ」たちへリスペクトを込めて、「〇〇賞」を贈らせていただきます。

まず最初にご紹介する「買って良かったモノ」は…

SMITH ライフスタイル系サングラス RANGE

どうして、スミスの RANGE / レンジ を選んだのか? ポイントは「意外性」です。


元来、レンズが丸っこいカタチのサングラスは、自分の顔に似合わないだろうと思っていたワタクシ。似合うとすれば、やや大振りで、スクエアなカタチしかないと思い込んでいました。SMITHでいうところの定番モデル LOWDOWN 2SHOUTOUT あたりですね。だから、RANGE を買うなんて全くの想定外。

ある時、ボサボサだった髪を短く刈って、おでこを出すようにしたのですが、ふと、店にディスプレイしてあったRANGEが目に付いたんですよね。掛けてみたら「意外とイケる!」と、自分の中ですごく新鮮な気持ちになったんです。サングラスが似合う、似合わないって、髪型がすごい関係してるんだな~って。

映画「LEON」のジャン・レノにしたって、どデカい顔に、小さな丸眼鏡が顔の一部のようにハマっているのも、髪型がベリーショートだからなんだ。きっと!

ヴィンテージ風で、大人の色気を感じさせるサングラスは、憧れはあったっものの、とかく定番品で落ち着いてしまうのが今までのパターンでした。それがなぜか、今回はちょっと冒険する気分になったんですよね。でも、そのちょっとした冒険のお陰で、普段のお出掛けが楽しくなったのも事実。RANGEを掛けてるだけで高揚感が湧いてくるのです。
そこで、SMITHのRANGEには、『冒険しちゃったで賞』を贈らせていただくことにしました。


続きまして、ふたつ目の「買って良かったモノ」は、

GIRO ロード用シューズ EMPIRE E70 KNIT

GIRO の EMPIRE E70 KNIT / エンパイア E70 ニット を選んだ理由…。
それは、私が大きな勘違いをしていたことに、気が付かせてくれたことです。

ひも靴 ➝ 性能は二の次、お洒落アイテム。
ニット素材 ➝ 軟弱そう。

そんなイメージで凝り固まっていました。ましてや、限定カラーの Olive Floral(オリーブグリーン)なんて、「ヒトと被りたくない」と言ってるようなものでしょ? 

そんな偏見だらけ、“アンチ お洒落系サイクリスト” を代表する私が、EMPIRE E70 KNITを履くことになったのは、GIRO STUDIO TOKYO の内田パイセンから、「騙されたと思って使ってみろ」という一声がきっかけ。

使ってみてすぐに気がつきました。今までの自分の考えが間違っていたことに。エンパイア E70 KNIT については、以前のブログでも紹介させていただいておりますので、下記リンク先も合せてご覧ください。
ニット素材が斬新 / GIRO ロードシューズ エンパイア E70 KNIT

今ではすっかりお気に入りの一足。最近では「色違いでもう一足買おうかな~」なんて企んでいるほど。先入観ってホント怖いですね~。
GIRO EMPIRE E70 KNITには、『ひも靴サイコーに気付かせてくれたで賞』を贈らせていただきます。


最後は私にとって、「BEST of  買って良かったモノ」をご紹介させていただきます。

ASSOS アイウェア ZEGHO G2

ZEGHO G2(ぜゴー G2)こそ、世界最高のアイウェアと断言しても良いでしょう。そして、お値段も最高クラス。

ZEGHO G2 / DRAGONFLY COPPER 66,000円(税込)
ZEGHO G2 / INTERCEPTOR BLACK 63,800円(税込)

どんだけ強気な価格設定してんだよ!! と思いきや、価格を占める割合のほとんどが、Carl Zeiss社へ特注したレンズのコストで持っていかれて、ASSOS社にしても利益は雀の涙らしいのです。当然、我々販売店も儲かりません…。
それはさて置き、これだけの芸術的なレンズを作れるメーカーは、やはり、カールツァイス社しか考えられないでしょう。

一枚のレンズでありながら、左右は独立した球面を持ち、全体は弓を引き絞ったように大きく湾曲。レンズの常識で考えると、これだけ複雑な球面形状をしていると、少しの衝撃でも割れてしまうのですが、ZEGHO G2 に関しては、そんな心配は全くありません。衝撃や圧力が加わっても、しなやかなレンズが吸収してくれるのです。

私が使っているは、色の濃いピンク系ミラーレンズと、黒フレームの組み合わせの DRAGONFLY COPPERですが、まず驚くのは、明るい場所から暗い場所へ、暗い場所から明るい場所へ、行ったり来たりしても、明るさの変化をあまり感じないということ。

レンズを透過する光量は常に一定にコントロールされ、正面から陽射しを受けても、白く霞むことがありません。最近は、スマートフォンでも画像の補正が簡単にできますが、それと同じように、ZEGHO G2を通してみる世界は、ハイライトはマイナス補正、コントラストはプラス補正、といった感じで、裸眼で見るよりも精細に映し出してくれるのです。

正直に言うと、ここまで機能性・デザイン性を突き詰めたアイウェアは、オーバースペックなのかもしれません。それでも、採算度外視で作られたモノには、簡単な言葉では言い表せない、開発者の魂が宿っている気がします。ずっと大切に使っていきたい、そんな思いから、ZEGHO G2には、『最高に価値があるで賞』を贈らせていただくことにしました。


これで、サイクリストが選ぶ「令和元年 買ってよかったモノ」BEST 3 は以上ですが…。
最後のおまけとして、私が「今一番欲しいモノ」を紹介させてください。

百折不撓(ひゃくせつふとう)

木村九段(王位)直筆による、座右の銘が揮毫(きごう)された扇子です。
「百折不撓」の意味は、幾度失敗しても志をまげないこと。

木村九段(王位)といえば、「受け将棋」(受け=守りに徹して、反撃の機を伺うスタイル)で知られています。どんなに追い詰められた状況でも、粘り強く、最後まで諦めない姿勢から、いつしか「千駄ヶ谷の受け師」と恐れられるほど。

木村九段(王位)の人柄がよく表われている、ご自身のこんな言葉があります。


「負けと知りつつ、目を覆うような手を指して頑張ることは結構辛く、抵抗がある。でも、その気持ちをなくしてしまったら、きっと坂道を転げ落ちるかのように、転落していくんだろう」

 雑誌「将棋世界 2007年 5月号」より。

「百折不撓」と揮毫された扇子、私が実際に使うシーンは無いと思いますが…。
時に人は、物質的な価値を超えて、自分を変えてくれる「何か」を求めてしまうものです。

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