2017年6月14日(水) 山梨県甲府市 緑が丘スポーツ公園
ワタクシ常陸、6年ぶりにこの場所へやってまいりました。

そしてこの日、我々相原&常陸と行動を共にしていただく7名のライダー達。
正直な話、これだけ人数が集まるとは予想しておりませんでした。

過去のブログをご覧いただいた方は、お察しいただけると思いますが、
なんせ、この“茅ヶ岳一周”というやつは色んな意味でヤバいんですわ…。

コースについての詳しい紹介は割愛させていただきますが、走行距離90km、
獲得標高2400m、平坦区間ほとんど無しというプロフィールを承知の上で、
なおも参加したいというのだから、なんて頼もしい面々なんでしょう。

スタート直後からいきなり勾配10%の登坂。
ウォーミングアップも何もあったもんじゃないけど、ゼエゼエ、ハアハアしながらも、
コーナーを曲がる度にググッと空に近づいていく感覚が堪らなく好きなんだよな〜。
あれよあれよいう間に駆け上がり、甲府の街を眼下に臨む。


和田峠を越え、千代田湖の辺りから、さっきまでとは違う空気感に包まれます。
街を離れて僅か5km程走っただけですが、そこはもう秘境、昇仙峡の入り口。





渓谷の流れに沿って進むにつれ、自然が作り出した造形美のオンパレード。
まさに天険の要害、その荒々しさたるや、ワタクシの言葉ではとても
表現しきれないものがございます。どうぞ、写真にてお楽しみください。












太刀岡山を右手に仰ぎ見ながら、棚田の広がる集落を抜けて行くと、
その先は深い森の中、ケモノの縄張りへと足を踏み入れることになります。






急勾配、荒れた路面、カモシカの死骸を乗り越えて、本日のチマコッピ 木賊峠へ到達。


時刻は既に14:00近く…。いい加減、腹が減ってきたせいか、皆一様に口数が少ない。
果たして、お目当てのランチにありつけるのか? それが問題だ。




茅ヶ岳の背後に身をひそめるように佇む瑞牆山荘。
その一画が通年営業しているカフェ“モンターニュ”だ。


予め9名で伺うことを伝えてあったので、すんなりと表のテラス席へ案内していただく。
ここへ来たら絶対に食べてやる!! と決めていた手ごねハンバーグ。
人気メニューの為、9人分の用意が難しいかもと聞かされていただけに、争奪戦は必至と
覚悟していたが、全員無事に手ごねハンバーグにありつくことが出来たのは非常に有難い。


ここまで補給らしい補給も無かっただけに、酸味の効いたソースが胃に染みわたる。
こんな山奥でこの味に出会える感動、この顔見ればお判りいただけるでしょ。

まだまだ胃袋に余裕を残しつつも、時間が押している為、デザートはお預け。
後ろ髪を引かれる思いで瑞牆山荘を後にする。

行程もちょうど半分消化したところで、獲得標高は2000mちょい。
前半に登りが集中している分、後半はほぼ下り基調なので、気が楽と言えば楽だが、
路面が荒れている林道では常に油断大敵。


下山開始から間もなく、メンバーの一人が勢いよく段差を乗り越えた瞬間に
「ブシュー」と嫌な音が…、見ると前後輪ともパンクしている。
「まあ自転車にパンクは付き物だからね、このコースでパンクが一人だけで
 済んだのは、むしろラッキーと捉えるべきでしょ」
って、どんだけワイルドなんだよ!!




気を取り直して再び下山開始。瑞牆山を背に一気に加速する一行。
20kmの豪快なロングダウンヒルが超気持ちいい~!!




広大なひまわり畑で有名な明野を南北に貫く広域農道へ出れば、
今回のライドもいよいよクライマックス。


日照時間が日本一長いだけあって、空の広がりを肌で感じることが出来る。
広い裾野から望む茅ヶ岳の姿はなんとも穏やかな様子だ。


最後は甲府盆地を一望するブドウ畑を抜けて、元の街へと戻っていく一行。

6年ぶりの茅ヶ岳一周を走り終えて思うこと、人からしたら「そんな無茶なことして」と
咎められるかもしれないけど、やっぱり自分はこういう走り方が好きなんだなってこと。
あの頃よりも体力の衰えは否めませんが、気持ちの上では何ら変わっておりません!!

それから、6年前より進化したことと言えば…、
ブログの写真がキレイになったこと!!

おしまい

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