山に囲まれたロケーション。走り出せばすぐにリアルなトリップへと誘われます。
朝の気温は4℃前後、頬をなでる風がちべたい。
今回はワタクシ常陸を合わせ総勢11名の大所帯。内2名が女性、初参加率も高し!
群馬県からお越しのこちらの女性K様は、なんとミニベロでのご参加!!
ロードバイクがウサギなら、ミニベロはカメ。
他の人より頑張って漕がないと進まない訳ですが、ツライ素振りも見せず登ってまいります。
ホイール径のハンデも何のその。ついに最後まで足を付かずに登り切ってしまいました。
聞けば、普段から地元群馬県のヒルクライムの名所 赤城山、榛名山、碓氷峠を走られているとのこと。
後で気が付いたのですが、フロントギヤはシングル(アウターのみ)でした…。
陣見山のビューポイントにて絶景を堪能。
朝早くから寒風に耐え、山を登った苦労が報われる瞬間です。
ランチは上長瀞の駅前の老舗の蕎麦屋「うち田」さんにお邪魔しました。
アツアツの“とろろ蕎麦”に思わずニンマリ。
美味しいお蕎麦に心も胃袋も満たされた一行。
午後は秩父の中心街と荒川を挟んで対峙する小高い山のてっぺん“秩父ミューズパーク”を目指します。
せっかくなので、皆さんにもっと楽しんで欲しいと思い立ったワタクシ。
「誰がKOMを獲るんだ~?」と大きな声で囁いてみたところ、これに数名が反応。
参加メンバー中、最ヤングなRYOくんが元気よく飛び出します。
12月の秩父でスネ出しスタイルは若さゆえか…、おじさんにはとても真似できません。
皆さま、プチヒルクライムお疲れさまでした。
見事、KOMを獲得されたのはBMCのTMR01にお乗りのKAZU様。
エアロフレームだから登りは不向きなんて誰が言った? ブルペ仕込みの総合力の高さで
あっさり逃げ切られてしまいました。
山の上は陽当たり良好。ポカポカと心地よい暖かさ。(気温15℃前後)
展望台の上から臨む秩父の街並は、まるでミニチュア模型の様です。
右奥にそびえるピラミッドのような三角お山が、秩父のシンボルとも言える武甲山。
セメント産業と共に栄えた秩父。石灰岩の採掘により、現在の山姿になったそうです。
O様と一緒に武甲山のポーズを決めて、もう一枚。 二人の初めての共同作業でございます。
本日の目的地 秩父の街を後にする一行。日没前のゴールを目指して先を急ぎます。
先を急ぐとは言え、“漕ぐ”よりも“食べる”を重んじるのがAPSTライド。
3時のオヤツはカフェでまったり〜。
案の定、時間は押せ押せ。今度こそ本当に先を急ぎます。
秩父鉄道のド派手な列車が目の前を通過。
この辺りに伝わる神話や、歴史ある名所が車両に描かれているようです。
冬枯れの秩父路を彩るは、鮮やかなシェルを纏ったアソス衆。
秩父夜祭りの勇壮な曳山も霞んで見えるほどって、それはちょっと言い過ぎか。
日が山の向こうに落ちて、薄暗くなると同時に急激に冷え込んでまいりました。