前回に続き、レディスの半袖ジャージのお話。
今回は上位グレードの LAALALAI SS JERSEY をピックアップ。
LAALALAI(ラーラライ)の魅力は何か?
最初に結論を言っちゃいますと、良い素材(=高価な素材)を使っていること。
スリムなシルエットの割に窮屈さ全くを感じさせない、その独特なフィット感は、
9割以上が素材の良さに由来しております。
主素材 type.002 の特長として、まず、非常に薄く、よく伸びること。
「ストッキングのような…」と言えば、女性には伝わりやすいでしょうか。
肌に吸い付くようなフィット感です。
それでいて、ピタッと密着した状態でも、透け感、肌感を感じさせない
シルキーな質感が、type.002 が他のジャージ素材とは一味違うところ。
高級感ともに安心感を与えてくれる素材です。
UMA GT SS JERSEY と比べると、襟のカットは高め。
ファスナーを一番上まで上げるとキリッとした印象になりますね。
もちろん、この状態でも締め付け感の無いように、フロントのパネルから
継ぎ目なく、立体的に立ち上がっています。
袖口はレーザーカットによる切りっぱなし。
生地の折り返し、縫い代が存在しないので、素材の柔らかさをそのままに、
優しく腕を包み込んでくれます。
では、サイズ感はどうでしょうか?
前回と同じく、Sサイズの平置きの寸法を測ってみました。
袖の脇下パネルの縫い目、左右の間隔を計測。
着丈 ≒ 47.5cm
背中はバックポケットのマチがある関係で、計測がバラつきやすい為、
襟ぐり(タグの付け根)からフロントファスナーの下端までを計測。
UMA GT SS JERSEYとの対比で、身幅は1cm広く、着丈は3cm短いという結果。
ですが、立体縫製のウェアを平置きで計測するには限界があり、実際のフィット感と
マッチするかというと、必ずしもそうではありません。
パターンや素材の伸縮率が大きく影響してまいります。
試しに、UMA GT(左)と LAALALAI(右)のSサイズ同士で並べてみると…
(襟ぐり、肩を同じ高さに合わせています)
LAALALAI(右)は袖の作りが細く、脇下の位置が高くなっています。
脇下からウェストに掛けてシェイプされ、全体的にスリムなシルエット。
また、フロントの着丈を短くすることで、よりアグレッシブな前傾ポジションでも、
お腹の前で生地が余らないようになっています。
背面のメッシュ素材 type.220 はASSOSの上位グレードのジャージではお馴染みの素材。
身体を包む横方向へよく伸びて、縦方向には伸びない構造が特徴。
バックポケットに荷物を入れても、重さでずり下がることないので、快適なフィット感を
保持する役割があります。
LAALALAI SS JERSEY は最新ASSOSにおいて、最高の機能美を備えたジャージ。
素材・フィット感にこだわりをお持ちの方、パフォーマンス向上を目指す方へオススメです。