前編からの続き
輪界有数の"差し入れ上手" ASSOS PROSHOP TOKYO アイハラがお勧めする、サイクリストへのプレゼント。
後編は残り3品のご案内です!さぁ、何が出てくるか。お楽しみに!
選その3 ASSOS SPIDER BAG
「シンプルであることは複雑であることよりも難しい。」
スティーブ・ジョブズ
まさにそんな精神を体現するような、ロードバイク乗りの為のバックパックがASSOSのスパイダーバッグ。
「Minimal」「Cool」「Luxury」「Spider Bag」 の頭文字をとって、通称 "MCLSB" と、我々スタッフ間ではこの長年に渡るASSOSの大ヒット製品をリスペクトを込めて呼んでいます。
このスパイダーバッグ、前述の「自分では買わないような物だけれども、あれば凄く嬉しい物。」の典型かと思います。
こんな物無くても、ロードバイク乗るのに全く困りませんから。
しかし、「なんか所有したい。」「これを使ってみたい。」自転車乗りにそう思わせるオーラのようなものが、このバッグにはあるようです。
少し前にこんな出来事がありました。
お店に外国からのお客様がやって来て、ディスプレイしてあったスパイダーバッグを指して、「これが欲しい。」と。ですがその時スパイダーバッグは長期の在庫切れを起こしていて、そこにある製品は私アイハラの私物だったのです。しかもそれなりの使用中のダメージがある物。その旨を説明してお断りをするも、「この現物でいいから欲しい。今から南アフリカに帰るから、どうしても持って帰りたいんだ。南アフリカに売ってないんだ!」と仰います。
そこまで言うなら仕方ありません。ユーズドでダメージがあることを改めてご説明し、「定価の半額でどう?」って聞いたら、満面の笑みで持って帰られました。南アフリカに戻られてからお礼のメールが送られてくるほど。
おかげで今も私は現行品のスパイダーバッグは持っていません。今頃私のスパイダーバッグはアフリカの大地の南端で大活躍しているはずです。
この製品のネックは価格。とにかく高額なのです。¥25,080(税込)。この値段出せば、アウトドアブランドの登山用の60Lくらいのザックが普通に買えますから。
スパイダーバッグはご覧の通りの小さなバッグで、縦35cm × 横20cm とかなりコンパクト。ちなみに容量は2L弱。大人の男が背負うと、肩甲骨のあたりにに"ちょこん"と乗った感じです。この位置とコンパクトさ、薄くて柔らかい素材により、乗車時に長時間背負っていてもストレスがないのです。そしてショルダー部分の素材の伸縮だけにより全ての体型の人にフィットします。
それにしてもこのバッグ、1平方センチメートル当たり、いったい幾らになるのでしょうか?「銀座の土地かっ!」っていうくらい高価ですね。そんな振り切れた製品のスパイダーバッグ。貰って喜ばない人はいないでしょう。サイズもありませんし、プレゼントにうってつけです。
最後にスパイダーバッグについての情報を。
どうやら現行のスパイダーバッグは生産を終了し、流通在庫分のみとなっているようです。後継モデルの情報は今のところ入っておりません。従って、現在の在庫が終了すると、またしばらくの間流通が途絶えそうです。スパイダーバッグを欲しい物リストに入れていらっしゃる方は、どうぞこの機会に入手しておいてください。
選その4 SMITHのサングラス
「靴って毎日同じ物を履かないだろ。サングラスも同じだよ。」
相原 亮介
目が悪くて、陽射しを人一倍眩しく感じる、私アイハラは日常生活の中でもサングラスが手放せません。クルマを運転する時はもちろん、朝の出勤時など日本橋から歩いてくる際も、だいたいサングラスをかけています。そして幾つかの種類のサングラスを、その日の気分や格好に合わせて使い分けています。
そもそも私、10代の頃からサングラスが大好きで、バイトで貯めたお金で、アラン・ミクリやオリバー・ピープルズなどを生意気にも買っていました。これまでに買ったサングラスはおおよそ30本以上。また好きな有名人も、なぜかサングラスをかけている人ばかり。タモリ、井上陽水、鈴木雅之、柳ジョージ etc...
実は私、ASSOSのお店を始めた10年前から、いつか自分の気に入っているサングラスを販売したいと考えていました。それが昨年やっと実現出来たのです。SMITH ブランドの取り扱いを開始するまでには、かなり慎重に時間を掛けて、世の中にあるサングラスブランドを徹底的にリサーチしました。その結果の SMITH なのです。
サイクリストにとってサングラスは必需品で、皆さん必ず持っているアイテムかと思いますが、SMITH のサングラスを掛けている人は、ほとんど見かけません。そこが狙い目。目利きで、人とはちょっと違う良い物をセレクトし、その製品にしっかりと光を当てて、コツコツと少しずつ広めていく。それがASSOS PROSHOP TOKYOのスタイルです。
なかなか今持っているサングラスをリプレイスする機会というのが少ないのかもしれませんが、是非 SMITH のレンズでフィールドに出てみていただきたいのです。視界がかなり変わります。簡単に言うと、「自然って最高〜!」って叫びたくなります。街中よりも水辺や山の中などで、その違いが感じられるはずです。
また、SMITH のサングラスコレクションは、スポーツサングラスだけでなく、普段でも使えるような、いわゆるライフスタイルのサングラスも非常に充実しています。サイクリストへのプレゼントとして面白いのは、むしろこの辺りなのかもしれません。自転車用のサングラスは自分で買って持ってるから、それとはちょっと違う普段も使えるようなサングラスをプレゼントに。SMITHのサングラスの多くが、お値段2万円前後となっております。
ちなみに SMITH のサングラスはほとんどの物が アジアンフィット となっており、我々日本人がかけてもフィットしやすい物がほとんどです。その点もご安心ください。
現在、当店 SMITH のサングラスの在庫が大充実!スポーツ&ライフスタイル合わせて25本のサングラスをストックしております。
店頭で実際に実物を見てお選びいただけますので、是非お店でスタッフまでご相談ください。筋金入りのサングラス好きのアイハラが丁寧にご案内させていただきます! オンラインストアでもご覧いただけますよ。
選その5 ASSOS TRAIL SPRING FALL HOODED JACKET
そして最後にご提案させていただくのが、こちらの製品。
ASSOS TRAIL シリーズの SPRING FALL HOODED JACKET(¥32,780)。製品名が長いので以下 トレイルフーディとさせていただきます。
こちらのトレイルフーディは今シーズン私が買って実際に使ってみて、本当に良い物だと感じているアイテムです。秋にこの製品を入手して以来、マウンテンバイクに、ロードバイクに。またクルマで移動の際や、お店に立つ時にも。ありとあらゆるシーンでコレを使い倒していますが、着れば着るほど、「良く出来てるなぁ〜」と関心させられるのです。
そもそも今までのASSOSのサイクルウェアの中で、このようなミドルレイヤーとしても着られる、柔らかな素材で出来たパーカーという物は存在しませんでした。ASSOSで多いのはウィンドジャケット、レインジャケットのようないわゆる外に着るような「シェル」ばかり。シェルって、結局クルマの中では脱いでしまいますので、普段使いってなかなかしにくいんですよね。そんな中で、前年冬の終わりに開催された新商品の展示会で、このウェアを見た時に、直感的に「イケる!」と感じたのです。いつでも着ていられる柔らかい生地のASSOS。自分自身がこのようなアイテムを探していましたから。
毎シーズン、ASSOS PROSHOP TOKYOは今季イチオシのパワープッシュアイテムを決め、そこをしっかりと在庫してシーズンに臨むのですが、2019秋冬シーズンはまさにこのトレイルフーディがそのアイテム。お陰さまでこの時期までにかなりの数を販売させていただき、残りの在庫が僅かとなっています。
このウェア、素材も作りも機能も、非常に良く出来ているのですが、結局何が一番素晴らしいかと言いますと、その「存在自体」なのではないでしょうか。
本来この製品は、その名の通りTRAIL 用(マウンテンバイク用)として開発されていますが、その素材やシルエット、フィット感などから、色々な使い方が出来てしまうのです。キツ過ぎず。でも緩過ぎず。マウンテンバイク用として一般的に見れば、やや細身のタイトフィットなのでしょうが、それが却ってあらゆるシーンでちょうど良いフィット感をもたらします。
上の写真は、ある日のサンデーライドの際の私です。ロードバイクでの都内ポタリングの際に、このフーディを着用しています。恐らくこのアイテムは小径車でのサイクリングなどにも、ぴったりなのではないでしょうか。落ち着いたカラーリングと上質な素材感から、大人のサイクリストにこそふさわしいアイテムと言えます。
マウンテンバイクに乗らない方でも、自転車を愛する人ならば、このトレイルフーディの良さ、懐の深さにすぐに気付いていたただけると思います。
一度は、ほぼ完売状態となっていたトレイルフーディ、ギフトシーズンに向けて、代理店さんに掛け合い、なんとか各サイズ1枚ずつですが、再入荷を果たすことが出来ました。
今回ご紹介させていただいたアイテムの中で、このアイテムのみ、XSサイズ〜XLサイズまで、5つのサイズバリエーションが存在しております。何卒ご容赦くださいませ。参考までに身長174cm、体重62kgの私は、当商品Mサイズを着用しております。サイズ等不安がございましたら、お電話にてスタッフまでお尋ねください。
今回、結果としてはいかにも当店、いや、私アイハラ的な帰着となってしまった感のある5選でした。
しかしこれは、どれも実際に使ってみて、その良さを実感しているからこその選択とも言えます。
皆さんに「どうしてもこれ使ってみていただきたい!」という強い思いから、このような長文となってしまいました。最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
この記事が、自転車好きのあの人へのプレゼント選びに、ほんの少しでも立てるのであれば、嬉しく思います。
皆様のご来店、ご利用を心よりお待ちしております!