どうも、常陸です。

秋から冬へ、季節の移り変わりとともに、主要なトップス&ボトムスの
レイヤリングが上手く決まっても、意外と難しいのがグローブの選択。
ロードバイクデビューして、最初の秋冬シーズンを迎えようとした時、
誰もがぶつかる壁と言っても良いでしょう、それが“秋冬グローブ問題”。

外気温に適した暖かさが必要であると同時に、ブレーキ&シフト操作を
妨げないことが必須、レバーが握り易い柔軟性が求められます。
指先が冷たいからといって、スキーや登山のようにごっついグローブを

する人はいませんよね。

指先は常に風に晒されつつ、神経が集中している部分なので、朝の寒さ、
日中の暖かさを敏感に感じ取ってしまうのが、この“秋冬グローブ問題”を
一層厄介にしております。

…と、ここまでは脅かすような言い回しで書いておきながら何ですが、
これを読めば、目からウロコ。
自転車乗り共通の課題“秋冬グローブ問題”に終止符を打っちゃいましょう!!

アソスの最新世代“evo7”のグローブは2種類、その特徴からご案内。
先ずは、程よい暖かさで秋から初冬に最適な【ティブルグローブ evo7】

全体的に薄地のフリース素材を使用、掌にパッドは無く、一見華奢な作りからは
なかなか想像出来ないのですが、指先から伝わる暖かさは何とも心地良いもの。
推奨外気温は12℃~22℃の設定ですが、それより気温が上がっても蒸れ難く、
気温が下がっても意外と平気です。
山系ライドがメインの私の場合、気温が10℃下回るくらいでも、下山用グローブと
して厚い信頼を寄せております。(登坂時はサマーグローブを着用)
素材のしなやかさ、伸縮性が高いことも特筆すべき点で、優しく包み込むような
フィット感は一度使ったら病みつきになりますよ。
※伸縮性が高いので、サイズ選びに迷ったら小さい方をオススメいたします。


人差し指と親指の先端に貼られた銀色の繊維は、スマートフォン等のタッチパネル対応素材。
また、手のひらのグルグル模様は滑り止めになっております。


滑り止めにもブランドの意匠を凝らしているところが憎いですね〜。





お次は、初冬から真冬まで安心の極寒仕様【ボンカグローブ evo7】
2014年秋冬に登場して以来、3シーズン目を迎えるボンカグローブ evo7。
ここだけの話ですが、今季2016秋冬から仕様変更がなされ、別物と言っても
良いくらい変わっています。 いや、むしろ新製品と謳うべきでしょ!!

上の写真は今季の新ロット、コレだけ見ても気が付かないでしょうね、普通は…。
下の写真をご覧下さい、旧ロットの物と並べてみると一目瞭然。
同じSサイズ同士ですが、厚みが全然違う!!

新ロット品(左)が全体的にふっくらしているのに対して、
旧ロット品(右)は常陸私物ということは抜きにしても、なんか薄っぺらい…。
この厚みの差は、使い込んでヘタっているからというレベルではありません。

手のひらを返してみると、新ロット(左)は全体の作りからして大きいのが分かります。
実際に手を入れてみてはどうかいうと、外側が大きいのに反して、内側の空間はむしろ
旧ロット(右)よりも狭く感じられます。
ボンカグローブ evo7に一体何が起きているのか?
まあ、断熱層(ライナー)を厚くして、防寒性強化を図ったという事でしょう。
特に風を受ける手の甲側に厚みが増していますね。
重さを比べてみると、片方の手で20g増(両手で40g増)しておりました。
TVショッピング的に言えば、布団の羽毛増量キャンペーン中。
たい焼きで言えば、あんこギッシリってなもんです。
※内側の空間が狭い作りの為、サイズ選びに迷ったら、大きい方をオススメします。
※XSサイズは手の小さい女性にも合わせ易いサイズ感になっています。
 
何の前触れも無く仕様変更してくるので、我々もビックリしているのが正直なところ。
推奨外気温は−4℃〜8℃と箱に記載してある通り、堂々たるスペックです。

【ティブルグローブ evo7】と【ボンカグローブ evo7】、この2種類を押さえておけば、
かなり幅広い温度域に対応可能ということになります。

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さてさて、ここから先はもう一歩踏み込んだ話。
放射冷却により朝の冷え込みが厳しかったり、長い登り下りを伴う山越えコースでは
どちらか一方でを選んで、もう一方を切り捨てるというのは、上級者でも難しいものです。
なので、ウィンドブレーカーを携行するのと同様に、グローブもいざという時の為に、
防寒グローブを携行しようというのが常陸流。
例えば、気温が10℃前後の中での山越えの場面、下山用にsV.ブリッツフェーダーシェルベスト、
アームウォーマー evo7、ティブルグローブを用意したとします。

これら3点をアウトドア用品の防水パックに詰め込みます。
ちなみにパックの容量は1.7L。

スッポリ収まりました。



他にも、よくある例として、冬の朝、放射冷却が効いて気温が5℃以下の中をスタート。
装備はウィンタージャケットの上にsV.ブリッツフェーダーシェルジャケットを羽織り、
グローブはボンカグローブ evo7が丁度良いくらい。
日中は気温が上がり10℃を上回ることが予想される場合、流石にシェルジャケット、
ボンカグローブは暑くて脱ぎたくなる筈。

そんな時も、シェルジャケットとグローブを一纏めに詰めてと…

ボンカグローブはボリュームがあるので、手首のカフを一回裏返して小さくするのがコツ。
この通り、スッポリ収まりました。


…で、それを丸ごとジャケットのバックポケットに入れてしまえばOK。

中央のポケット(紫色のパック)には、シェル&グローブ&ウォーマー類を入れて、
左側のポケット(緑色のパック)には、財布&スマートフォンが入ってます。
また、右のファスナーポケットはクルマの鍵が定位置。
これでもまだ、右側のポケットが空いておりますが、私の場合は店のライド中に
乗りながら写真を撮ることが多いので、カメラの出し入れ専用になっています。
カメラが必要なければ、補給食やスペアのチューブ等を入れても良いでしょう。

こうやってパッキングするようにしてから、以前よりも積載量は増えました。
また、一緒に使う物同士を組み合わせることで、出し入れが非常にスムーズ、
時間の節約にも繋がります。
逆に、バラバラにポケットに詰めてしまうと、どこに何を入れたか分からなくなって、
探すのに手間取ったり、下手すると落として無くしたりなんてことも…。
実は私、過去にはウィンドブレーカーを落としたり、グローブを片方だけ無くしたり
という苦い経験がありまして…。
ちょっとしたことですが、これも自転車の旅を楽しくする一工夫。
是非、お試しあれ。

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