皆さんこんにちは!
アソス プロショップ トーキョーのアイハラです。
皆さんは自転車に乗る時に自転車用の靴下を履いていらっしゃいますか?

初めてのロードバイク。
ウェアなど身の回りの物を一式揃えようとする時に、いろいろ揃えなきゃいけない物が多すぎて、
「靴下はいつも履いているヤツでいいだろ。」
つい、そんなふうに思ってしまいがちです。

しか〜し!
いわゆる普段履いているような靴下と、自転車用として作られたサイクリングソックスは、全く違うモノです。
何か違うのか?

サイクリング専用ソックスを履くメリット


1. 快適性UP

長時間ペダルを漕いでいると、シューズの中もかなり汗を掻いています。
機能性素材で作られたサイクリングソックスを履いていれば、シューズ内の蒸れを軽減し、
靴下が湿っているような感覚が少なく、グッと快適に感じられます。
足の皮膚にとってもストレスが少なく、水ぶくれやマメなども出来にくくなります。

2. パフォーマンスUP

漕ぐ力を推進力に変える自転車においては、シューズとペダルの接点である足は非常に重要な箇所。
効率的なペダリングが長時間のライドでは重要になりますが、アソスのサイクルソックスには
コンプレッションによる足の血流の改善、アーチサポートにより足を立体的に保つ、くるぶし部分の
サポートにより足首の角度を保ち、疲れにより踵が下がるのを防ぐ、などの効果があります。
速くなるというよりは、長時間走った時に疲れにくい効果の方が大きいかもしれません。

3. ファッション性UP

ショーツや短パンで走ることの多いスポーツバイクシーンにおいて、足元のお洒落は普段以上に
重要なポイント。最近では冬場にタイツを履く際も、ソックスを外側にすることが多くなってきました。
高い位置にあるサドルに跨って、ペダルを回した時に、意外なほどにシューズ/ソックスの位置も高く、
同じサイクリストや、街行く人々からも、とても目立つ箇所です。ですので、油断なく。

4. 視認性UP

サイクリストにとって、クルマから目立つというのはリスク軽減においてとても重要なポイント。
カラフルなサイクルソックスを履いた脚がクルクルと回っていれば、昼間でも目立つこと間違いなし。
また最近のアソスの一部のソックスには、アキレス腱のあたりにクルマのライトを反射する素材を
配すことで、夜間クルマのヘッドライトとほぼ同じ高さにあるソックスを、より目立たせようと
考えられている物が出ています。



とは言え、「最近のアソス、ソックスの種類多すぎじゃね?」

そうなんです。私どもお店も実は結構困ってるんです…
種類が多すぎて、その違いをお客様に説明しにくいのです。

当店のオンラインストアでは、出来る限りサイクリングソックスの種類について細かくご説明しているつもりです。まずはそちらをご確認いただきたいのですが、
今回ここにあらためて、現在のASSOSの主要サマーソックス9種を履き比べしてみました。

「利きソックス」

いつも履いている物もあれば、私にとっても初めて足を入れる物もあり。
一度機にたくさんの種類の靴下に足を入れてみることで、思っていた以上に、その履き心地の違いを、敏感に感じ取ることが出来ました。今回とても意義のある機会になったと思っています。

以下、簡単に製品ごとのポイントをご案内させていただきます!

RS SOCKS  ¥3,080(税込) BLACK/GREEN(他3色)

95% ポリアミド 5% エラスタン イタリア製

 

まず第一声が「薄っ!」。超極薄。かつてこれほど素材の薄いソックスを履いたことがありません。
「EQUIPE RS」というレースフィット シリーズのソックスという位置づけですが、意外なほどにしっとりした素材で、パリッと感は少ない感じ。フィット感が非常に高いのに、優しい履き心地です。
これはポリアミドという素材がメインで使われているからかと思います。「ポリアミド = しっとり」そう覚えておいてください。
多数あるASSOSのサマーソックスの中で、現時点での本流は、間違いなくこのRSソックス。どれにしようか迷われたら、これを履いておけば失敗しません。

 

RSR SOCKS  ¥3,960(税込) WHITE(他2色)

55% ポリエステル 36% ポリアミド 9% エラスタン イタリア製

 

やる気MAX!超レーシング。EQUIPE RSR の名を冠したサマーソックス。「R」がもう一つ付くだけですが、前述のRSソックスとはまったく異なる靴下です。
ポリエステルがメインの素材は、硬すぎず、柔らかすぎずという肌触り。履く前の平置き状態で製品を見ると、寸胴でダランとしたような製品に見えるのですが、足を入れると豹変。「えぇ〜!」
そのキツさ、ラップを巻き付けたような「パリッパリ」のフィット感に驚きます。コンプレッションを非常に感じ、足の血流ポンプ効果抜群。また、踵を中心に上下に施されたリブの効果が物凄い!

踵の上下に施された縫い目の変わる箇所(リブ)は、ほとんどテーピングのような印象。
足首の稼働範囲を制限する効果があり、疲れた時に踵が下がるのを防ぎます。と言うか、踵を下げられない。
「ツール・ド・フランス養成ソックス」結構エゲツないほどの作用です。速く走りたい人は、ちょっと高価ですが、これをオススメします。
足首の無駄な動きを抑え、ケイデンスが10回転はアップするはず。マジか!

MONOGRAM SOCKS  ¥2,420(税込) BLACK(他1色)

60% ポリプロピレン 30% エラスタン 10% ポリアミド イタリア製


登場後、結構な年数が経っているにも関わらず、依然として高い人気を誇るモノグラム ソックス。やはりこの唯一無二の特徴的なデザインに、ハマる人はハマる。
その履き心地はと言いますと、ポリプロピレンが60%ということから、シャリッとした、やや硬い素材感が特徴で、肌当たりの優しさが少し足りない、イケメン。的なソックスでしょうか。

またカフ(足首)のモノグラム柄の部分は、構造上、ターンナップ(折り返し)されています。それにより、ただでさえ伸縮性に劣るポリプロピレンが、さらに伸びにくい結果に。私もそうなんですけど、足首の太い方には不向きかもしれません。
シャリッとドライな肌触りのポリプロピレン素材は、アソスは暑い時期にオススメと考えています。
「ポリプロピレン = シャリッ」です。

SUMMER SOCKS  ¥2,420(税込) WHITE(他1色)

60% ポリプロピレン 28% ポリアミド 8% ポリエステル 4%エラスタン イタリア製

こちらのサマーソックスは、まさに「優等生」。どんなジャージにも合わせやすいコンサバティブなルックス。
ポリプロピレンを主とした素材の内部は非常にフラットで、凹凸感が少なく、素材の薄さが特徴的です。同じポリプロピレンを使用したモノグラム ソックスと比較し、こちらのサマーソックスの方が、登場が後の分、より洗練された履き心地です。
おまけにかかと部分には、夜間の視認性向上に繋がる「フォト ルミネッセンス」加工が施され、車のライトを薄く反射します。
端正な顔立ちで、淡々と仕事をしつつ、おまけに安全性にも配慮。全方位に隙が無いキャラ。でもそれが「つまらな〜い。」っていう人もいるかも。

残りの5種は後半編にてどうぞ。

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