アイハラです。定休日だった11月5日(火)、スタッフと共に久しぶりに奥日光へ行ってきました。目的は3つ。紅葉の中のんびりサイクリング、ASSOSフォール向け新製品のフィールドテスト、そしてホームページやオンラインストアに使用する為の写真の撮影です。本当はもうちょっとメンバーが多いと良かったのですが、なかなか皆さんの都合が合わず、このタイミングを逃すと紅葉が終わってしまうと判断し、決行してきました。
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集合は湯ノ湖。いろは坂の渋滞を避ける為、金精峠を越えて奥日光へ。
今回、集合は奥日光の湯ノ湖に駐車場に設定。東北道 宇都宮〜日光経由からのいろは坂渋滞を懸念し、ちょっと遠回りですが、関越道の沼田ICから金精峠を越えて奥日光にアプローチしました。
横浜市青葉区の自宅を5時45分に出発。4時間後の9時45分に湯ノ湖に到着です。関越道の沼田ICから湯ノ湖まではおおよそ55km。1時間半弱でした。途中、丸沼高原や菅沼あたりのワイルドな景色を楽しんでいたら意外とあっという間。とりわけ、金精峠を越えて湯ノ湖までの下り区間5kmは、進行方向ほぼ正面から受ける朝日を浴びた山々が、神々しいくらいに輝いていました。
麓の日光や中禅寺湖周辺の混雑(おそらくですが…)とは無縁の、ひっそりとした湯ノ湖の駐車場。もちろんトイレもありますのでご安心を。
標高1475m、湯ノ湖の朝10時のスタート時の気温は7℃。風が当たる場所で、かなり寒く感じていたのですが、走り出してしまえば陽射しもあり、そこまで寒くありません。日中は14℃くらいまで気温が上がりました。
いつも思うのですが、この時期のASSOS製品は本当によく出来ていると感じます。朝の走り出しはすごく寒くて、でも日中は結構気温が上がる。そんな寒暖差が大きい今の時期に、気温がどちらに振れても気にならない。アルプスの麓にあり、寒暖差や標高差がもの凄くあるスイスで開発されている、秋冬用のASSOS製品が優れているのは、当たり前のことと彼らは言います。
この日、私とRZさんはビブショーツ T.TIBURU S7 + ニーウォーマー / レッグウォーマーをチョイス。下腹部に大きくストラタゴン ライト(防風素材)が入るこちらのサーモビブショーツは、同時期のビブニッカーよりもさらに防御力があり、シリアスな環境にも耐え得る、とても頼れるアイテム。
前世代のサーモビブショーツ T.607 S5が登場した2011年から、私はずっと愛用しています。今の時期、迷うことなくこれを選べば良いから、ある意味楽チン。ニーウォーマーとレッグウォーマーの両方を持って行って、スタート時の状況でどちらを組み合わせるかを考えればいい感じです。比較的寒さに強い私はこの日、ニーウォーマーを選択しています。
上半身は、スキンフォイルのスプリングフォール / アーリーウィンターに、MILLE GT SPRING FALL JACKET。それに加えて、皆さん脱ぎ着出来るシェルを重ねています。
視認性に優れたLOLLY RED(蛍光オレンジ)の EQUIPE RS RAIN JACKET はこれからの時期の私たちの定番。元々レインジャケットとして開発されていますが、非常に通気性に優れること。ペラペラのシェルに比べ、より保温性に優れること。脱いで畳んだ際にコンパクトになりバックポケットに収まってしまうことから、これからの季節、山間部を走る際には最強の相棒となってくれますよ。また、ブログの写真をご覧いただければ、このカラーがいかにフィールドで目立つかもお判りいただけるかと思います。
高徳牧場周辺の山の中は、暖かくて心地が良い。
寒い時期は、メインの道路を外れ、林道に入ってみるのがオススメです。
風が当たらない森の中は、晴れていれば木漏れ日の温もりを感じられ快適です。この時期は虫はほとんどいませんので、気をつけるのはクマ、シカ、サル。また、落ちている枝を車輪に巻き込まないように注意です。
※先日の台風による土砂崩れで、高徳牧場から川俣に抜ける山王峠から先の奥鬼怒林道が通行止になっています。ご注意ください。
ドレープが美しい男体山。
今回久しぶりに奥日光を訪れて感じたのが、今さらのようですが、男体山の山容の美しさ。幾重にもカーテンの襞のように裾野が連なり、少しずつ裾の色が変わっていきます。目の前にするとかなりの迫力で襞のひとつひとつが迫ってきます。
ちなみにこの日の私の上半身は、MILLE GT SPRING FALL LS JERSEY + MILLE GT WIND VESTの組み合わせ。
ネックウォーマー(ネックプロテクター)は、もうそろそろ山間部では使い始めても良い頃。首回りを暖めることで、トップス0.5枚分くらい薄くしても大丈夫な感じです。
戦場ヶ原周辺をゆるりと散策。
その後は戦場ヶ原の周辺を散策。この辺りの美しさたるや!
説明するのも野暮なので、暫し写真をご覧ください。
滝よりも、山!ここは竜頭ノ滝上。
中禅寺金谷ホテル コーヒハウス ユーコンの100年ライスカレー。
パラダイスのようなエリアでのサイクリングを楽しんだ後、中禅寺湖畔で遅めのランチです。時刻は14時。早くも日が傾いてきました。
「日光と言えば!」的なTHE定番ランチが、中禅寺金谷ホテルの湖畔に建つコーヒーハウス ユーコンの、
100年ライスカレー(ビーフ)1840円!
景勝地&クラシックホテルということで少々お値段張りますが、これがすごく美味しかった!牛肉の塊が、これでもかと言わんばかりに、ゴロンゴロン入っております。カレーに加え、フライドポテト&チキンナゲットも皆んなでシェア。その地でしか食べられない物を、しっかりと食べるのが当店流サイクリングランチ。NO EAT, NO RIDE !
本当は食後にコーヒーも飲みたかったのですが、いつものごとく時間が押してます。
「予定の時間に終われたためしがない!」とは常陸の声。そのと〜り!
アントニン・レーモンド設計のイタリア大使館別荘へ。
既にかなり陽が傾きかけていますが、金色に輝くトンネルをくぐった先に、
今回のサイクリングの最後を締めくくる、中禅寺湖畔に佇むアントニン・レーモンド設計のイタリア大使館別荘。現在は記念公園として来訪者を迎えてくれます。が、この日は3連休明けの振替で休館日で、館内を見ることが出来ませんでした。残念…
それにしても、夕陽を受けて金閣寺のように輝いています。時刻は15時半過ぎ。
そして、本日最後となる風景が、
この桟橋からの、
この風景。
それにしても、天気に恵まれた最高の一日でした!
4年振りの奥日光でしたが、やはりこのエリアは本当に美しい。そしてなにより気品を感じます。
次は新緑の頃に来てみたいと思っています。
イタリア大使館別荘から湯ノ湖へ戻ります。約15km。標高1269mの中禅寺湖から、湯ノ湖は標高1475mですから、200mちょっとアップです。15時を過ぎた頃から気温も一気に低くなってきました。予備に持っていたエマージェンシー用の極薄シェルをさらに着込み、帰路を急ぎます。
16時45分、なんとか日が沈む前に湯ノ湖に無事帰着。最後はちょっとバテましたが、うちのかあちゃんも頑張りました。
今日は男体山に見守られる中、その懐で一日中遊ばせてもらった感じです。走行距離60km。獲得標高780m。あえて奥日光エリアから出ず、そこを深く掘ってみることで、ハード過ぎずにゆったりと最高の景色の中のサイクリングを楽しむことが出来ました。今日のルートは全然キツくないので、奥様や恋人と一緒に楽しんでいただけるかと思います。今はまさに自転車に乗るのに最高の季節。装いを準備して、サイクリングに繰り出しましょう!
今回の旅のルートや装いなどについて、お尋ねになりたいことがございましたら、お店でスタッフまでお気軽にお声掛けください。お客様からの「ブログ見たよ!」の一言が、私たちは何より嬉しいのです。
また、今回のように写真撮影の為に一緒に走ってくださる方も随時募集中です。平日開催、当店のお客様、基本全身ASSOSと、ちょっとハードル高めではありますが、そちらもご興味ございましたらスタッフまでお声掛けくださいませ。次回、ウィンターライドのシューティングを予定しております。