こんにちは! ASSOS PROSHOP TOKYO アイハラです。いつも当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。今日は重要なお知らせです。この度、スイス アソス社からの通達に基づき、アソスの製品保証(WARRANTY)と、修理(REPAIR)についての規約を変更させていただくこととなりました。
先日、当店公式サイト内「お知らせ」において既にご案内済みですので、お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、「ASSOSの製品保証と修理について」の規約を改訂しております。非常に重要な内容も含まれますので、この機会にぜひご一読ください。改めてこの場では、重要な点を簡潔にお伝えさせていただき、アソスユーザーの皆様の理解が深まればと思います。
Contents
要点 その1
アソスの落車保証は、これまでの3ヶ月50%から、1ヶ月100%へ。
自転車において、転倒してしまうリスクは避けられないことの一つです。これまでアソスは、購入から3ヶ月以内の落車・転倒によりウェアのダメージが生じた場合、定価の半額で買い直していただくという救済措置を設けておりました。それがこの度変更となり、購入から1ヶ月以内の転倒であれば全額保証し、無償で新品に交換するという内容に変わりました。アソスの落車保証は「半額 → 無償」となりましたが、「3ヶ月 → 1ヶ月」となりましたので、ご注意ください。
要点 その2
購入後2年以内に発生した、製造上の問題と考えられる不具合については、新品への交換、もしくは無償での修理対応。
お求めいただいたアソス製品を安心して使っていただく為、アソスは購入後2年間の製品保証を設けています。その間に発生した製品由来の不具合につきましては、新品への交換、もしくは無償での修理対応を行います。この点はこれまでと変更ございません。
要点 その3
落車保証・2年保証を受ける際には、
① ワランティカード
② 購入店舗・日時が判るレシートや納品書
が必要となる。
この点につきましても、実はこれまでとは変わっておりません。ただし、新たな規約下においては、この点がたいへん厳しくなり、①②が揃わないと保証の申請を受け付けてもらえなくなりました。この辺り、世界各国で多数発見されているアソスの模倣品の影響のようです。
これまで①②が揃わない場合でも、当店は古株の店なので結構アソス社に無理をきいてもらっていた実情がありましたが、今後はその点、非常に厳格になります。「なぁなぁはダメよ!」「エビデンスを提示してください。」という今の時代の流れなのでしょうね。当店、アソス社から結構目を付けられているらしい…!?
要点 その4
ワランティカードとレシート(納品書)が揃わない場合は、すべて有償での修理対応となる。
例えば、購入の翌日に転倒してウェアに穴があいてしまった場合でも、ワランティカードを捨ててしまって手元に無い場合、落車保証は受けられず、「有償での修理ならば受けられますよ」という対応になってしまいます。ワランティーカードとレシート(納品書)の有無の違いで、明暗ハッキリ分かれますので、どうかこれらをきちんと保管してください。
しかし、逆の見方をすれば、これまで受けることが出来なかった「有償でもいいから修理してもらえないか?」というお客様からのご要望に対しては、お応え出来ることになりました。有償修理の依頼は、ワランティーカードやレシート(納品書)の有無を問わずお受けできることになりましたので、当店のお客様の中で必要な方がいらっしゃましたら、ぜひご相談ください。
要点 その5
有償での修理費用は、多くの場合 ¥7,000 〜 ¥20,000 程度となりそう。
その肝心の修理費用です。これまでのアソス社とのやりとりの中から申し上げると、多くの場合において1万円以上の金額となってきます。2〜3千円で済むような修理は、まず無いと言ってしまっていいでしょう。縫い目のほつれなどの軽微な場合が 7千円程度。ファスナー交換などは 1万5千円程度。広範囲におけるダメージで、大掛かりなパネル交換などの作業を伴うような場合は 2万円程度の修理費用となるようです。
これらは決して安い修理費用とは言えませんが、高い技術が施されているアソス製品の修理には、たいへん手間が掛かる上、確かな修理技術を持った作業者の数が少ない為、スイス本社内で一手に受けている実情があります。またこの費用の中には、物が日本とスイスを往復する送料が含まれていることも、ご考慮いただけますと幸いです。
今回のワランティー & リペアー ポリシーの改訂につきましては、コロナ禍以降、移動の問題、物流の問題、人材の育成と確保の問題、原材料の高騰など、さまざまな問題が露呈したことに起因しているかと考えます。アソスユーザーの皆様におかれましては、何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
尚、新規約の適用は、本日2021年10月12日販売分からとなります。しばらくの間は新・旧規約の移行期間ということもあり、当店でも、国内代理店であるダイアテック(株)においても(また、もちろんアソス社も)、出来る限り柔軟に対応していくつもりであることを確認しております。どうぞよろしくお願いいたします。