ASSOS PROSHOP TOKYOHAVE A GOOD RIDE ! オフィシャルブログ
西伊豆 YAMABUSHI TRAIL TOURのレポートもいよいよ最終回。
ご覧いただいている皆様も、一緒に森の中にいるような気分に浸っていただければ
幸いです。どうぞ!
いか様ランチ & LODGE MONDO さん見学の後、いよいよ午後のライドへ。
午後のコースのスタート地点は、松崎の街からずいぶん離れ、標高もかなり上がっています。
つづら折れの細い道を、2台のキャラバンが進みます。
スタート地点は標高800m程。
ここから、松崎の街まで一気に駆け下ります。
スタート付近は針葉樹の森。
人の手によって植えられた木々。
今はあまり手が入っていないのでしょう。
薄暗く、鬱蒼としています。
午前中に習ったことを、いざフィールド実践。
ですが午前の専用コースとは異なり、やはり自然の中の道は、そう簡単ではありません。
古の人々が行き交った道であることを示す、六地蔵。
往時に想いを馳せながら、山道を進みます。
途中、こんなところも。
写真右側は数十m切り立った崖。落ちたら確実に…。
昔の人々は、たくさんの荷物を背負って、こういう難所を通過したはずです。
事故などもあったのでしょう。付近にはお地蔵さんが。
私たちは安全の為、バイクを降りて通過します。
先のような一部の区間を除けば、基本的にはご機嫌のトレイル。
なにやらテンションの高い人がいると思いきや、ガイドの平馬(へいま)さん!
盛り上げ上手!
平馬さんのバイク。
いざという時の為の工具などを沢山積んでおり、プロの道具って感じです。
途中、山の植生の変化などについても教えていただきます。
下ばかりでなく、上も見よう!
スタート付近に比べて、少しずつ森が明るくなってきたような。
いずれのお話も興味深く、本当に為になるものばかり。
コースはほとんど下りですが、たまにある上り区間も面白いのです!
上りも脚力だけでなく、テクニックが要求されます。
ライン取り、ハンドルヘの加重と抜重、トラクション、バランス etc…
目 → 脳 → 手・脚・身体全体。
同時にいろいろなことを処理しなければならないのが、トレイルライドの難しさであり、
楽しさなのです。
押すのも、また楽し。
大切なのは、自然と対峙するのではなく、受け入れること。
「ヨーシヨシヨシ!」
ムツゴロウさんのように、コースを、自然を受け入れ、 ”いなす"。
これが、トレイルライドのコツ。
教わりました。
さてさて、お楽しみ区間がやってきました。
MTBチームのリーダー、シム兄の目が変わります!
いざ!
ヒャッホー!
小さなジャンプ台。
歓声がこだまする、森の中。
イェーイ!全員無事通過です!
午前に教えていただいたことが効いているのでしょうね。
皆さん危なげなく、進むことが出来ました。
森の様相が変わってきました。
かなり明るくなってきています。
写真左側が針葉樹の森。右側が広葉樹の森とくっきり。
木の根っこはこうして越えろ!の図。
植生と土の変化から、根っこが露出する区間に突入します。
ここはかつて、松崎村と隣の仁科村との交易の場だったところ。
それぞれが、互いに物品をこの場所まで持ち寄り、交換し、村へ帰っていく。
そんな場所だったのだそうです。
人も物も、かつてはこの場を行き交いました。
今は忘れ去られたかのように、ひっそりとしています。
最後に、少し時間に余裕があったので、YAMABUSHI さんたちが現在整備している
山を案内していただきました。急な斜面を登ること数分。
上級者はここをMTBで下るらしいです…マジか!
眼下に素晴らしい眺めが!
ちなみに、ここで切り出した材を LODGE MONDO の内装に使っているのだそうです。
森林整備と観光を軸に、西伊豆の山を「まわす」。
彼らは新しい仕事を作っているのです。
まさに、かつての生活の道(古道)を、自転車で辿った旅。
古の人々にも感謝です。
ここを過ぎると、すぐに松崎の街に。
昨晩泊まった宿の目と鼻の先に出てきました。
あの遠くの山の中てっぺんからスタートして、ここまで来られるとは!
本当にビックリです。
しかし、今回ほどライドが終わってしまうのが名残惜しいことも、かつて無かったです。
あぁ、終わってしまった〜。という気持ちでした。
ツアー終了後 BASE TRES にて。
最後になりましたが、この日私どもが参加させていただいたツアーは、
FUN RIDE 初・中級ツアー 。ツアー代金は一日コースで8,500円です。
これだけの内容でこのお値段は、本当に大満足。
YAMABUSHI TRAIL TOUR の皆様、本当にお世話になりました!
素晴らしい一日をありがとうございました!
もしこの記事をご覧くださり、「MTBにちょっと乗ってみてもいいかも…」と思われた皆様!
まずは身体一つで、ぜひ松崎まで行ってみてください。
バイクもコースも、スタッフの方々も。素晴らしい環境が用意されています。
まずはここで、MTBってどんななのかを、体験されることをお勧めいたします。
最後は、松崎と言えばのお約束。
アサイミートさんの川苔コロッケをお忘れなく!めちゃウマです。
帰りのクルマの中で、同行したお客様より、一言。
「一番楽しそうだったの、アイハラさんだったよねぇ〜!」
ほとんど写真に写っていないワタクシですが、たっぷり楽しませていただきました
のでご安心を。
最後まで長い記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。
おしまい。